社外商品企画部:新商品開発プロセスを大公開!Part2大盛り上がりのアイデア出し
「社外商品企画部」舞台裏大公開のPart2。今回は「アイデア出し」の様子をご紹介します。
企画会議に参加するのは、2000人超の女性が所属するコミュニティ「女子マーケ部」のメンバーたち。独自の視点や観点で、これまでもさまざまな企業様のご依頼に応え、アイデアを多方面に提供してきました。
大切にしているスピリットは
・世の中をワクワクさせるものを生み出す
・社会の課題解決など意義のあるものを生み出す
今回は山形県の老舗のおせんべいメーカーさんからのご依頼で新しいお煎餅を開発することになりました。自由でのびのびとしていて柔軟で発想力あふれる、そんなアイデア出しの様子をぜひご覧ください。
※Part1の様子はこちらをご覧ください。
消費者だからこその柔軟な発想の数々
前回の会議で5つのグループに分かれた参加メンバー。住まい・年齢・属性などバラバラなメンバーがLINEやZOOMを駆使してやり取りを行い、新商品のコンセプトを協議しました。
この日の全体会議では、女子マーケ部代表の佐々妙美がモデレーターとなり、チームごとに取りまとめたアイデアを発表してもらいました。
コンセプトはまだ具体的に決めきれてないのですが「日本も体も元気に!」みたいな。
山形は枝豆とかリンゴとかの産地として有名ですが、ちょっと形が悪かったり皮が傷ついていたりして、廃棄になってしまうものってありますよね。 そういうのを練り込んでお煎餅にしたり。あと、お煎餅をつけて食べるディップにしても面白いかなって。
最後の仕上げを家でするお煎餅。お家で焼きたての味が楽しめたらどうかなって。
お米だけじゃなく、味付けのお醤油やお味噌もご当地産で。 味のまったくついていない状態で販売して、後から付属の粉末のお醤油をかける。好み次第で味を調整したり、あえて無味で食べてもいいとか。 それと合わせて、体にいいもの。無添加とかカルシウム豊富とか。
では、次のチーム。「WAKUWAKUせんべい大好き党」さん、発表をお願いします。
うちのチームが考えたコンセプトは「美味しく食べて栄養ちょい足し煎餅」。 足りない栄養素を補えるようなお煎餅だったらいいねって思うんですよね。タンパク質とかカルシウム、レシチンとか。 なので、チーズ入りとか骨、海苔、野菜とか、何かが入ったお煎餅がいいかなって。
では次のチーム、「せんべいLOVERS」さん、発表お願いします。
コンセプトは、「お菓子は体によくない」というイメージを払拭したいなと。
食べることは良くないことではなくて、「食べるといいことがあるよ!」って。
砂糖不使用とか、砂糖の代わりに甘酒を使うとか。甘酒は菌活している人に喜ばれそうですよね。 あとはこんにゃくを使った食物繊維が豊富なお煎餅。お腹の掃除ができるっていう。
それでは、4番目のチームの発表に行きましょう。「コメっ娘(こめっこ)」さん。
例えばもうちょっと痩せたいなとか、忙しすぎて食事の時間がないなとか、お母さんだと運転している時しか自分の時間がないとか、ランチに行くと子供が騒いじゃってとか、お菓子を食べたいけど罪悪感を感じるとか。 あとは、しっかり噛みたいけど歯が弱ってきているとか、お金がないけど美味しいものを食べたいとか。 こういう問題点を先にあげて、じゃあ解決策は何かって考えたんですよね。
だから、キシリトール入りのお煎餅があると、歯の健康と噛む力の強化、両方叶えられるかなと。顎とか歯茎にもよい影響があって、将来の歯にも安心っていう。
どこかの羊羹屋さんが、子供にも手に取ってもらえるように小さなサイズで虹色の羊羹を作ったそうなんです。今回、直径3センチか6センチの薄焼き煎餅ということなので、サイズ的には子供にも食べやすいなと。
あとは写真映えするようなパッケージがいいですね。思わず手に取っちゃうような。
それではチーム5。グループ名がなんと「パリピ5」!。最高じゃないですか!。
コンセプトは「あなたの小腹を助けたい。栄養満点、美容と健康、万が一の保存食に、贈答用に、オールマイティなマルチ煎餅」です。
お煎餅は素焼きがいいと思うんですけど、直径6センチの方は個包装、3センチの方は缶に入ったお菓子で、タッパーみたいなフタがついたやつあるじゃないですか。あれがいいと思うんです。
だから災害時の備蓄として長期保存できるお煎餅があったらいいなと思って。 市販のお菓子って消費期限が半年とか9か月くらいが多いみたいなですけど、ああいう缶の入れ物だと1年以上の長期保存ができるんじゃないかと思うんです。
で、それをきちんとした箱に詰めれば贈答用にもなると。 あとね、6センチの方の個包装は、それぞれの袋に「防災豆知識」みたいなのをプリントするとか。
そして上から振りかけるトッピング。砕いたクルミとかドライフルーツとかですね。それぞれビタミンが豊富とかカルシウムが豊富とかっていうトッピングを上からかけられるように。種類のアイデアは無限にあるので、シーズンごとに変えても面白いかなと。 特定保健用食品みたいな栄養価の高いもので、保存もきく。災害時のための備蓄食料っていうんですかね。常に一つは家に置いておこうよという感じ。 災害時持ち出し袋にも一つは入れておこうねって。
どのチームも個性があってアイデアに溢れていて、すごかったですね! 時間が足りなくてミーティングで決めきれなかったチームもあると思うんですけど、なんかこう、ヒット商品生まれそうだなっていう感じがしますよね!。
商品開発の専門家ではないからこそ多種多様なアイデアが飛び出したこの日の会議。健康系や防災系、写真映え系など、消費者目線でお菓子へ対する愛情を形にするコンセプトが多数発表されました。
これをさらにブラッシュアップして次回の全体会議ではコンセプトをしっかり固めたいと思います。 いいアイデアがたくさんあるので、絞りきれないって思うチームもいると思いますが、今回うまくいけば第2弾、第3弾と商品開発が続く可能性もあるので、頑張ってアイデアの取捨選択をして、ギュッと絞り込んだものを決めてくださいね。
2000人超の女性が参加するコミュニティ、女子マーケ部はまさにアイデアの総合商社!。「美容・健康・災害備蓄」など今後の展開の大事なキーワードになりそうなコンセプトも出てきたアイデア出し。予定時間をオーバーしこの日の会議は終了。
果たしてどのコンセプトに決定するのか。その模様はPart3でお伝えします。