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海外ビジネス研究:タイ編「なぜタイは進出しやすいといわれるの?」

#お役立ち情報  2023.09.26

社外アイデア企画室株式会社による海外ビジネス研究。今回は「海外進出ならタイが一番かんたんって本当?」をテーマにお届けします。

 

海外進出は人生における大きな挑戦。成功の可能性が高く、さらに自分を成長させてくれる面白みに満ちた国・都市を選びたいですよね。

 

お話を伺ったのは、タイで日系企業の人材紹介を行う「パーソネルコンサルタント」の代表、小田原靖さん。対談ではタイの現状や働き方、進出成功の鍵について教えていただきました。

 

パーソネルコンサルタント
マンパワータイランド株式会社

画像引用:パーソネルコンサルタント公式サイト

1994年にバンコクで設立。日系の人材紹介会社としては最大手で、最も歴史が長い。豊富な人脈・経験・知識を活かし日系企業の進出や事業拡大のサポートも行う。

 

タイにある登録人材紹介会社(約400社)の中で圧倒的多数の紹介実績があり、最優良企業として、7年連続でタイ王国労働省から表彰を受ける。

 

◆人材紹介だけでなく、中小規模のオフィス賃貸や人材教育セミナー、翻訳・通訳業務なども請け負う。

 

タイ進出が簡単といえる4つの理由

海外で事業を始めようとすると、法制度・手続き・文化・慣習などの違いによって、さまざまな障害が立ちはだかることがあります。

 

ではどこの国が一番簡単で成功しやすいのか。

 

海外経験の豊富な人は、馴染みのある国や肌が合う国を選ぶとよいでしょう。しかし、特定の国に深い造詣があるわけでない場合、タイは選択肢としてかなり有力だといえます。

 

タイ進出が簡単といえる理由
①すでに多くの日系企業が成功している

外務省の発表によると、海外に進出している日系企業は約15,000社。そのうちの3分の1に当たる約5,900社がタイに進出しています。

 

ちなみに、タイの商工会議所に登録している日本企業は2,000社ですが、パーソネルコンサルタントが保有する企業情報は9,000社あまりなので、実際には公表されている以上に、日本企業がタイで活躍していると考えられます。

 

タイ進出が簡単といえる理由
②ノウハウを持った人がたくさんいる

すでに多くの日系企業が進出しているということは、進出に必要な手続き・手順に関してノウハウを持った人が多くいるということです。

 

ジェトロのバックアップがしっかりしていたり、銀行や信用金庫との取引も手順が確立していたりと、会社設立のための事前準備が捗りやすいのは、大きな安心材料です。

 

タイ進出が簡単といえる理由
③親日家が多い・親日国といわれている

昔からタイは親日国といういわれ方をしますが、実際日本に対して好印象を持ってくれているタイ人は多いといえるでしょう。

 

日本語を学んでいたり、日本のビジネス戦略に興味を持っていたりするタイ人も多いため、優秀な人材が集めやすい環境があります。

 

「タイ人は本当に親日家なのか」に関しては以下の記事で詳しく解説しています。

海外ビジネス研究:タイ編前半「タイ人は本当に親日家なのか?」移り変わる親日感情を解説

タイ進出が簡単といえる理由
④日本食・日本製品が身近にあり
生活しやすい

タイに住む日本人の数は8万人弱。実業家・駐在員・定年後の移住などさまざまな立場でタイに移住している日本人が大勢いるため、バンコクは日本食のレストランが豊富です。

 

また、スーパーマーケットでは簡単に日本食材が購入可能。伊勢丹やドンドン・ドンキ(日本でいうドンキ・ホーテは東南アジアでは「ドンドン・ドンキ」の名前で進出しています)へ行けば、日本製品が手に入るので、日本に住んでいるときと大きく生活を変えることなく、新生活をスタートできるのも、タイ進出のハードルを低くしている要因です。

 

タイ進出を成功させる秘訣

「タイで成功できなければ、どこの国へ行っても成功できないだろう」といわれるほど、タイは日本企業にとって進出のチャンスに溢れた国

 

しかし、どんなに環境がよくても自身のマインドセットが曖昧なままでは、思わぬ落とし穴にはまる可能性があるので注意が必要です。

 

①紹介者・仲介者はしっかり選ぶ

海外進出の際は、現地情報に詳しいコーディネーターや仲介者を味方につけることが何よりも大切です。しかし、しっかりと人選しないと騙されたり、間違った情報を教えられてしまうこともあるので要注意。

 

残念なことに日本から進出してくる企業が多い分、どうすれば日本人を上手に騙せるかといった手練手管にたけた仲介業者がいることも事実です。

 

まずは信頼できる会社にコーディネーターや仲介者を紹介してもらい、起業サポートをしてもらうのがおすすめです。

 

小田原氏が代表を務める会社では人材紹介だけでなく、起業相談にものっているので、日系人材紹介業ではタイ最大手となる「パーソネルコンサルタント」に相談してみると、起業後の人材確保まで、先を見通した事業計画が立てられるでしょう。

 

どこの国であれ、「外国人を騙そうとする人はいる」ということは海外進出の際、必ず念頭に置いておかなければなりません。

 

②タイ人の働き方を理解する

タイ人を雇ったり、タイの企業と取引したりする場合は、タイ人の気質や働き方をしっかりと理解することが必要。何でもかんでも「日本流」では必ず業務が立ち行かなくなる時がきます。

 

では、タイ人の働き方とは一体どのようなものなのでしょうか。もし「日本人は勤勉。東南アジア人はのんびりしている」というステレオタイプの考え方を持っているなら、一度固定観念をリセットするとよいでしょう。

 

日本では出退勤や業務の進捗が厳しく管理され、決定権は上司が掌握しているという会社が多い傾向ですが、タイの大手企業では、現場に多くの裁量権があったり、社員の自主性が尊重されていたりというのがここ数年の主流。

 

成果によってお給料が変わるため、5倍・6倍の月収差がある社員が机を並べて仕事をしているということも珍しくありません。頑張った分だけ評価される環境の中で、社員がのびのびと成果を上げる、そのような職場づくりがタイでは求められています。

 

タイ人を雇用する際の理想的な働き方

  • 自主性を尊重する
  • 権限を与え、プロジェクトを任せる
  • 目標設定は明確にしてあげる
  • タスクの遂行にゲーム性を持たせる
  • 仲間としての連帯感を大切にする
  • 「笑顔の多い楽しい職場」という雰囲気作りを大切にする

タイ人の働き方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

海外ビジネス研究:タイ編後半「タイ企業が欲しがる日本のノウハウとは?」

タイ進出の注意点
「もはや発展途上国ではない」

タイへ進出する際は、バンコクが非常に発展した都市であるということを忘れてはいけません。日本よりも進んでいるものがたくさんあり、日本人の平均よりも所得が高い人がたくさんいます。タイは広いので、いまでも昔ながらの生活を大切にしている地域がもちろんありますが、バンコクだけに限るなら、もはや東京より遅れているとはいえないでしょう。

 

生活スタイル・働き方・価値観・生き方、さまざまな面で発展途上国だった頃の面影は消えつつあります。新興富裕層の増加と中流層の底上げが広がっているため、富裕層をターゲットにしたビジネスも次々に誕生しています。

 

また、経済成長とIT技術の進歩が重なったため、固定電話が全世帯に普及する前に、スマートフォンが国民全体に普及したといった側面があります。そのため、スマホの活用やアプリ技術に関しては日本より先を行っていると感じることもしばしば。

 

タイへの進出を考える場合には、これまでのタイへのイメージを一度わきへ置き、ぜひ「今のバンコク」をしっかりと見つめてください。

 

海外進出にタイを選ぶ醍醐味は?

進出先にタイを選ぶ醍醐味はズバリ、「上りのエスカレーターに乗る楽しさ」といえるでしょう。タイは成長真っ只中の国。所得の上昇に伴い、高い購買意欲を持った人が大勢おり、いまの日本ではあまり感じられない「消費エネルギーの高さ」に溢れています。

 

ファッション・日用品・レストラン・ホテル・美容・レジャー・アート、あらゆる業種で「ちょっと高級」なものがどんどん消費されていく。そういった勢いのある街で勝負をしてみるのは、刺激的でチャレンジング、そして成功の糸口を掴みやすいともいえるでしょう。

 

タイは数年前から成長が続いていますが、まだまだ飽和状態ではありません社外アイデア企画室株式会社は、企業の海外進出や海外起業も支援しているので、興味のある方はぜひ、お問合せください。

 

※こちらの記事は社外アイデア企画室株式会社が配信しているPodcastの内容をまとめたものです。配信は以下よりご視聴いただけます。

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