海外移住しても可能?日本にいなくてもできる会社経営・売り上げ拡大・顧客獲得の方法とは
気候の良いところで暮らしたい
景色のキレイなところに住んでみたい
海外の文化に触れてみたい
でも仕事はどうするの?
海外ライフに憧れや興味を持っている人は多いですよね。
しかし、「仕事は?」「生活は?」「子どもの教育は?」とアレコレ考えてしまい、なかなか踏み出せないというのが実情ではないでしょうか。
そこで海外多拠点生活3年目、社外アイデア企画室株式会社・CEOの佐々妙美が、海外ライフの魅力や始め方、メリット・デメリット、仕事の仕方などを大公開! ビジネスモデルや顧客の獲得方法も詳しく紹介します。
ぜひ「お試し移住」に挑戦してみませんか?
目次
佐々妙美
社外アイデア企画室株式会社CEO。
女性2000人が所属するオンラインコミュニティ「女子マーケ部」を運営。企業に「女性の声」を届け、商品開発やリサーチ、ファン作りを支援。
これまで一部上場企業を含め、400社以上をコンサルティング。また世界6カ国9都市でビジネスセミナーを実施。
コロナ前から本社機能を沖縄に移し、フルリモート経営を開始。現在は数ヶ月ごとに引っ越しながら、東南アジアでの多拠点生活を行っている。
感動とワクワクの毎日
マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、台湾などを気ままに移動しながら会社を経営する日々。滞在地は都市部だけでなく海がキレイな離島や、自然豊かな山間部、歴史遺産を守る古都など多岐に渡ります。

フリースタイルなビジネス展開をする連続起業家のご主人・坂田公太郎氏と、各地の魅力に感動しながらワクワクの日々を過ごすライフスタイルはまさに憧れ。
観光やグルメ、登山、サーフィン、シュノーケリングなどを楽しむ暮らしはさながらリタイア生活のように見えるかもしれませんが、夫婦それぞれがビジネスを行いながら「これからの時代の働き方」を実践しています。

※YouTube「セカイジュチャンネル」
ネットがあればなんでもできる
憧れの海外ライフを支えるのはITの力。「ネット環境さえあれば、どこでも仕事ができる」という状況を整えていることが、会社経営の大きな強みとなっています。
まさに職場は「オンライン上」。日本や世界各地にいるビジネスパートナーに、対面と変わらないクオリティでサービスを提供しています。

リスキリングとは、変化する社会やビジネス環境に対応するため、新しい知識やスキルを習得し、学び直すこと。

夫婦ともに、おおよそ10年に一度セミリタイアするイメージで、働く時期と休む時期を設けています。
現在はインドネシアのバリ島在住。モットーは「プライベートを重視しつつ、圧倒的成果を出す!」。また「心の距離、半径5メートルの関係」を非常に大事にしているそう。

住みたい場所を選べる自由
YouTube「セカイジュチャンネル」では
- 移住のノウハウ
- 各地の魅力
- 旅行術
- 世界のビジネス
- 生産性の向上術
- リモート術
- 世界の投資事情
など、多岐にわたるテーマを発信。
なかでもマレーシア移住について詳しく解説した動画は再生数10万回超えを達成。移住先では世界各国の「デジタルノマド」と多く出会うのだとか。
デジタルノマドとは「インターネットを活用して場所にとらわれず、縛られずに働く人」のことで、世界では4000万人いるといわれています。日本人では数千人から一万人程度。
東南アジアの国々で見かけるノマド民はヨーロピアンやロシア人が中心。2〜3ヶ月ほど滞在しながら各国を渡り歩き、ノマドライフを楽しんでいます。長期滞在者用のコンドミニアムやヴィラはもちろんWi-Fi完備。共有スペースで仕事をしたりオンラインミーティングをしたりといった光景が当たり前のように繰り広げられています。

ノマドライフで、幸せを決定する大事な要素は「場所」。
- 自分が心地よくいられる場所
- 安らげる場所
- 心から楽しめる場所
- エネルギーがもらえる場所
そういう環境に身を置ける自由が幸福感に直結。また、常に「新鮮味」を持って生活できることもノマドライフの大きな魅力です。

マレーシアは高級コンドミニアムでも1ヶ月10万円以下で住めます。部屋が広くて、ジム・プール完備。建物の下にはショッピングモールがあったりと、住環境が魅力的です。
コンドミニアムが魅力的なマレーシアに対し、バリ島はヴィラがオススメとのこと。キッチンやプール、仕事スペースが共有エリアとなっており、朝は鳥のさえずりで目覚めるという夢のような暮らしぶり。

どんなビジネスモデルなら
海外ライフを実現できる?
社外アイデア企画室は、企業から商品企画やモニター、ファンコミュニティ立ち上げなどの依頼を受け、「女性の声」を集めて価値提供するビジネスモデル。
運営するオンラインコミュニティ「女子マーケ部」のメンバーとZOOM会議を行い、企業の要望に合わせた商品開発などを行っています。
東北の老舗米菓「酒田米菓」さまからは「社会課題を解決する、新感覚のお煎餅を作ってほしい」というご依頼をいただき、「美ちっぷす」を生み出しました。
女子マーケ部員とZOOMを利用し丁寧な会議を繰り返し、コンセプト・味・ネーミング・パッケージデザインなどすべてを決定。試作品をメンバーの自宅に送り試食を重ねるなど、きめ細やかな開発過程で、クライアントさまに喜んでいただくことができました。
クライアント企業は、化粧品メーカーのマンダムさまや、日本最大級の米卸、神明さま、全国300店舗を展開するブランド買取、Eco Ringさまなど、業種も多様。
あらゆるジャンルで「企業と女性の声を繋ぐビジネス」を展開しています。

また「業務を完全オンライン化するには、どのような方法があるか」を考えてみるといいですね。「うちのビジネスモデルはオンライン化は無理」と諦めている方もいるかもしれませんが、「意外といろんなことができるな」というのが私の印象です。
社外アイデア企画室が始まったのは、コロナ禍の始まりと同じ2019年末ですが、その数年前に沖縄に移住していたため、ビジネスをオンライン化せざるを得ない状況で、「なにができるか」を考えるところから事業がスタート。

海外にいても
大手企業を顧客にできる
社外アイデア企画室の1日は朝礼から始まります。日本時間で午前8時半開始。時差が1時間のバリ滞在中は午前7時半。時差が3時間の国では午前5時半に始業となります。

夕方は6時くらいまで仕事。クライアント企業さんとの会議など、いろんなことをしながら、常にパソコン上でなにかをやっているという感じです。
大手の法人企業は、実際に会わないと契約が取れないと思う方が多いかもしれませんが、コロナ禍を経て、企業のデジタル化は一気に加速。多くの企業がオンラインミーティングを当たり前としています。

そもそもなぜ海外へ?

コロナ前に沖縄に移住した理由は、沖縄が東南アジアとのハブになる場所だから。いろいろなところに行きやすいと思って沖縄に引っ越したんですが、コロナが始まってしまって、ずっと沖縄にいることになって(笑) 3年ほど住んでました。
コロナ禍がひと段落したタイミングで、ご主人と一緒に海外へ。

まだまだ成長中の国や都市は「ないもの」や「できていないもの」がたくさんあるからこそ「街の勢い」を強く感じられるそう。

ノマドライフのメリットは?
完全にオンライン化したビジネスモデルの良いところは場所に囚われずに働けること。気候が良い時期、空気が良い時期などを中心に、雨季を避けて移住先を選ぶと常にその街の「一番良い時」に住むことができるのが大きな魅力。

常に「一番、居心地のいい場所」に住み続けられるのがいいですね。そういう日本人を見かけることは少ないですけど、欧米の方だと子ども連れでそういう生活をしている人もいます。学校とか、どうしてんのやろ? 夏休みとか利用してるのかな。
こういう生活を始めてからストレスがめちゃくちゃ減りました。ずっと同じ場所にいるわけではないので、刺激や心地よさを感じられて、新しいエネルギーをもらえるという点がすごくいいですね。
デメリットもある?

ただし、「海外ではトラブルが当たり前」と思っていれば、ストレスにはならないそう。

あと、日本から離れて困ったことといえば書類関係ですね。役所や銀行の書類対応が海外にいるとできないので、実家にお願いしてます。「ちょっとこれ、出しておいて」とか。それが少し困る点ですかね。
まあ、日本からフライトで6時間程度なので、なにかあればすぐ帰れますし、それぼど困らないですね。
どうやって顧客を獲得しているの?
そんな自由な海外暮らしをしながら、どうやってビジネスを拡大しているのか。どうやって顧客を獲得しているのか。これは多くの方が疑問に思うことでしょう。物理的に会えない中で、どうクライアントの新規開拓していくのでしょうか。
巨人の肩に乗る

ほかに私がやっているのは「ジャイアント・マーケティング」といわれるもの。「巨人の肩に乗る」んです。
ジャイアント・マーケティングは、すでに有名で影響力のある人に、自分のビジネスを知ってもらったり、理解してもらったりし、顧客獲得に繋げる手法のこと。

それを見た夫が「面白そうだから応募してみたら?」って教えてくれて応募したんです。そしたら私たちのビジネスに興味を持ってくださり、サービスを提供させていただいたら感動してくださったんです。それでYouTubeで紹介していただけることになって。
影響力のある人物のYouTubeで紹介されると反響は絶大。そこから依頼が次々と入り、何千万という売り上げが生み出されていったそう。

もちろん、竹之内社長には紹介料をお支払いさせていただくということでお礼をさせていただいてます。なので、みなさんもそういう企画を見つけたら積極的に応募してみるのはオススメですね。
チャンスをものにするには、「入念な準備」や「やってみよう精神」も必要。運だけで成功するわけではありませんが、チャンスに飛び込めば思わぬラッキーを引き寄せられることもあるというもの。

でも、やってみないことにはわからない。「どうせ応募しても無理なんじゃないか」、「私なんて、、、」と考えてたらなにも起こらない。
「やってみよう精神」はむちゃくちゃ重要なので、「これ、もしかしてチャンスかな」と思うものがあったらぜひ、やってもらいたいなって思います。
メールでラブレターを送る

「いつも使っていて、こういうところが最高です。ただ、ここがちょっと使いづらいです」というような意見を書いて、「実は女性コミュニティを持っていて、女性の意見を聞きながら商品改良のお手伝いをする会社を経営しています。もし女性の意見を聞いてみたいという方がいらっしゃったらご連絡ください」と。もう、飛び込み営業みたいな形です。
このような営業メールのポイントは、コピペではダメということ。

だからそういうのは絶対ダメで、「本当に読んでもらえるメールとはどういうものか」、「大事な担当さんに繋いでもらうにはどうしたら良いか」というのをすごく考えて送ってます。
「無視できない」、「返信せざるを得ない」と感じていただくにはどうしたらいいかを考えるんです。ウソはダメですよ。使ってないものを「使ってる」とか言っちゃダメです(笑) 本当に思っていることをちゃんと伝えることが大事。そうやって商談にこぎつけたりとかあります。
競合企業の「お客さまの声」をチェック

私はその時に「お客さまの声」を必ず見るようにしています。そのページに、担当者の名前や部署が載ってることがあるんです。これはすごいチャンス! 担当部署名や担当者名を入れてメールを送ることができるんで。
で、「うちの会社に期待することはなんですか」みたいなコーナーに書き込まれてる「お客さまの声」を読むんです。ある時、「こういうことができたらいいなと思います」みたいな書き込みを見つけて。「あ、これうちの会社でできるやん」っていうものだったんで、担当部署の方にメールしたんですね。
「ホームページに書き込まれている、お客さまの感想を見させていただいて、当社でお手伝いできると思うので、よろしければ一度ミーティングをさせていただけませんか」って。それで契約できたのがマンダムさまなんです。
そんな方法で大企業と契約できる?ってみなさん、思うかもしれないですけど、そこからずっとご支援させていただいてるんです。
チャンスの糸口はありとあらゆるところに! オンライン上でしかコンタクトができなくても、飛び込み営業ができるんです。とにかくメールを出す、声をかけるなど、「ありとあらゆる手段を使う」前提でアクションすることが大事。
ただし、メールは受け取った相手が「自分に宛てて書かれたものだな」と感じることがなによりも重要です。時間をかけて個別に担当者へ宛てたメールをしっかり作っていきましょう。
相手が法人であっても個人であっても、SNSの投稿などがあればしっかりチェックして、「相手がなにを求めているか」、「どんな問題に直面しているか」を考えることがポイント。そして相手にピッタリの文章を作成できれば、突き刺さる確率は格段に上がります。
自分の送った文章が、たくさんの営業メールや営業メッセージに紛れてゴミ箱行きにならないよう、タイトルをしっかり考え抜くことも大切です。そして、反応率の良いメールをブラッシュアップして改良していきましょう。
一見、地べたを這うような地味な営業手法ですが、オンライン上であっても、ビジネスは人と人。一対一のコミュニケーションであることを忘れなければ、顔の見えない関係でも心のこもったメッセージは、確実に相手に届くでしょう。

すべては愛
「人と人を繋ぐのが趣味」といい、普段から仕事と関係なく、「この人とこの人が繋がったら、面白いものが生まれるんじゃないか」ということを考えている佐々。

それは、見返りを求めてやっているのではなく、本当に趣味の感覚で、いい繋がりのアシストができたらドーパミンが出るみたいな(笑)
繋がって化学反応が起きた時には本当に嬉しいし、喜んでもらえることがたくさん、あるんですよ。そんなふうに、「自分が好きでついつい、やってしまうこと」で、「人に喜んでもらえること」を日頃から繰り返していると、人を探している人がいたときに、自分を思い出してもらえるかもしれないですよね。
紹介してもらうことを狙ってやっているわけではないんですけど、結果的に将来の仕事の紹介に繋がったり。ありがたいことに「いつか、なにかしてあげよう」って思ってくださっている人が、たくさん、いてくれてるんです。
簡単なことで全然、いいんです。何か困っているという投稿をSNSで見つけたら「こういうの、ありますよ」と紹介したり。そういう蓄積が巡り巡って何かの紹介に繋がったりしているんだなと感じますね。
まさに「すべては愛」ですね(笑) 結局はこれしかないですよね。自分の愛が巡り巡って紹介に繋がったりしてるのかなと。本当にありがたいですね。
まずは気軽にお試しから

私も夫と沖縄に移住する時、5日だけ、1週間だけ、2週間だけという感じで、何か所か試しに住んでみたんですね。
Airbnb(エアビー)を利用してお部屋を借りて、いくつか試しに住んでみました。「ここは居心地がいいね」とか、実際に住んでみないとわからないことってけっこう、あるので。
なので、旅行に行く時も、「ここに住んだらどうだろう?」っていう視点を持ってみると、気持ちが変わってくるかなと思います。
あとは、働き方。ビジネスをいかにオンライン化できるかなということを考えてみてください。「自分は会社員だから無理だ」という人もいると思いますが、私がタイのチェンマイで出会った人は会社員で、フルリモートだから「どこに住んでもいい」という就業スタイルだったんです。
時代は変わったなと思いましたし、多様な生き方ができる時代なので、「お試し住み」はいいですよ。
いきなり海外ノマドはちょっと不安という人は「国内ノマド」を一回経験してみるのも一つの選択肢。

ビジネスパートナーがいろんなところにいて、チャットだけでやり取りしながら、プロジェクトを進めているんです。それでもハイクオリティな仕事ができる体制がちゃんと整っています。「マネジメントは現場にいないとできない」と思っている経営者の方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
私の知り合いで、世界を飛び回りながら会社を5社くらい経営している方がいて、「社長がいない方が会社は伸びる」と話しているくらい(笑)
なので、場所に囚われなくてもできる方法をちょっと、考えてみてもらえるといいかな。
ちなみに東南アジアで一番オススメの場所は?

食を重視するならベトナムのダナンがオススメ。ベトナム料理も美味しいですし、洋食も和食も美味しいお店がたくさんあります。マリンアクティビティが好きならバリ島。寺院・文化・景色に癒されたいならタイのチェンマイがいいですね。マッサージも激安です!
ヨーロッパならオランダとか街がすごく素敵ですが、いまは日本との時差が3時間以内の場所で移動しているので、アジアに限定しています。
気に入った都市を渡り歩き、自由に住む場所を選べるノマドライフは、決して若者やフリーランサーだけのものではありません。事業のオンライン化さえ整えられれば、会社の経営や事業の拡大も、日本にいるのと大きくは変わりません。
海外暮らしを憧れで終わらせず、ぜひ気軽にサクッと飛び出してみてください。異国で感じる新鮮なワクワクが、あなたの事業に新しい風を吹き込んでくれるかもしれませんよ!
社外アイデア企画室は事業の海外進出も支援しています。興味のある方は「こちら」からお問い合わせください。
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