移住先で大惨事!10年に一度レベルの災害の最中も陽気で親切なバリの人々に感動
毎月恒例、女子マーケ部定例会。今回は佐々妙美部長の身に起きた大惨事を披露いたしました。
「世界が自宅」をテーマに東南アジアを縦横無尽に飛び回る生活をしている妙美部長。ときに、日本では想像もつかないような出来事に遭遇することも!
しかし、そんな時でも持ち前のバイタリティで、「語れるネタが増えたやーん」と大笑いしながら乗り越える妙美部長は洪水なんて、なんのその。
「新しいステージに上がった!」という妙美部長の洪水体験記、どうぞお楽しみください。
日本でも洪水は危険!







息子が名古屋の大学から帰れなくなってしまって。普通だったら30〜40分のところだったんで、「わかった、迎えに行く」って言って向かったら、車が水没してしまったという(笑) 車一台潰してしまったという経験でした。


車で走っちゃってると、「怖いよー、止まりたいよー」って思っても、後ろも車いるしまっすぐ走るしかないって感じになっちゃうんで。
みなさん、大雨の時は動かないでください!。あと車両保険は必ず、入っておいた方がいい。

10年に一度レベルの災害

すっごい快適なヴィラで、私のやっているYouTubeチャンネルでも紹介してるんですけど。



で今回、バリ島の乾季に合わせて、雨の降らない時期に引っ越したんですよ。にもかかわらず!(大笑い) バリの方に聞いたら「10年に一度レベルの災害だよ」って言ってて。




「ゴロゴロ」がすごかったんで、夜中に何回も起きてしまって。「激しいなぁ」って思っていて、でもまたウトウトしてきて寝てしまったんですよね。
で、朝6時くらいに目が覚めて、「なんか臭いな」って思って。私、まあまあ鼻が敏感なんで。で、隣の夫はまだ寝てたんで、電気つけずにスマホのライトで部屋を照らしてみたんですよ。そしたら床がちょっとユラユラとしてて。


「あー、これ、トイレがオーバーフローしたんだ」って思って。でもまだ、床が乾いてる部分もあったんで、とりあえず床に転がってる靴とかちょっと避けたりして。スーツケースとかはタイヤが大きいから大丈夫だと思って、そのまま床に置いてて。
「いやー、水漏れしちゃったね」とか言ってたんですよ。ほんと、「水漏れ」くらいの感覚で。

みるみる上がる水位
「やばい、やばい」って言って、ちょっと高いところに物を置いたりして。そこからドンドン水が上がってきて、足のくるぶしを超えるくらいかな。
でも、私たちは水に足をつける勇気がなくて。水が汚いから(笑)


「これはやばいなー」とか言いながらも、その程度で水位が止まると思ってたんですよ。よく、洪水で逃げ遅れる人、いるじゃないですか。避難放送がかかっても家にいる人とか。あれ、「なんでなんやろ?」って思ってたんですけど、その気持ちが今はわかる。


もうヒザと足首の間くらいまで上がってきたから、ヴィラのオーナーに連絡して「床上浸水してます」って。そしたらオーナーも状況はわかってて、「2階の部屋が空いてるからそこに移りますか?」って聞いてくれて。
「ぜひお願いします」って言ったら「スタッフを今から向かわせますね」ってなって。


で、「Please come in」とか言うんだけど、たぶん外の雨音が凄くて聞こえてなかったんですよね。で、何回か言ってやっと聞こえて。そしたら、そのスタッフが笑顔で「ハロー」とか言いながら入ってきて(大笑い)


で、「上の部屋に引っ越しする?」って聞いてくれたから、「うん、する!。でも、どうやって行けばいいかわからない」って(笑) まだ、水に足つける勇気がなかったからベッドの上で、「How can I do?」とか言って。








で、「流石にここまでは水、来ないやろ」っていう高い位置にあるものはそのままにして部屋を後にして。その時点でもう水がヒザの上まで来てたんよね。



「ハロー」とか言いながら苦笑いして。で、けっこう早めに2階に避難できたから貴重品とかも無事で、2階から外を眺めたら、けっこう周りがひどいことになってて。道がちょっと低くなってるとこなんかは、腰を超えるくらいまで水が溜まってて。
「うわー、えらいこと、なってる」って感じで。とりあえず2階に行って、足を一生懸命洗って。で、そこで「食べ物、何もないやん」って気づいたのね。「この状態で食糧、何もないやん」って思った瞬間、めっちゃお腹減りだして(笑)


で、窓からプール見下ろしたら、完全に水没してて、「景色が変わってしまってる」って感じ。でも、「まあ、この程度で収まるやろ」って思ってたらまだまだ水位が上がって、1階のプールサイドのビーチチェアは全部、完全に水没して。
で、1時間経ったくらいかな。どんどん水位が上がってくから、高い場所に置いてきた荷物もやばいかもってなって、夫が下に戻って。






それでも陽気なバリの人たち


フロントの人も、イスに座って足をテーブルに上げてタバコふかしながらスマホやってるみたいな。「余裕やな(笑)」って。どうなっとん?って感じで。みんな明るくて。
仕舞いにはさ、向かいのホテルからピンクのフラミンゴのフロートが出現して。その上に宿泊客乗ってんねん。



「マジで!? めっちゃ嬉しい!」って思って。袋に大量にご飯とか果物とかお菓子とか詰めたのをスタッフの人が持ってきてくれて、「好きなの、取っていいから」って言ってくれて。もう「嬉しすぎる」って思って感動しながら食べて。普段だったらそんなに思わないものでも、ホンマ美味しくて。
ミカンとかコーヒーとかいろいろくれて。みんな水没してるのに、「この食糧はどこから出てくるんだろう?」とか思いながら食べたけど。





わずか数時間でみるみる水位が上がった大洪水。陽気で親切なバリの人たちに助けられ、妙美部長もご主人も無傷で避難できたのが何より!
しかししかし、洪水は後片付けもなかなか大変。ビジネスでもトラブル発生で、熱まで出した妙美部長が「人生のステージが上がる時かもしれん」と感動した物語は、ぜひ後半の記事でお楽しみください。
洪水・ビジネストラブル・体調不良でも富裕層に入会!?新たなステージに上がるとき