女子マーケ部

マインド回復のコツ(前半)怒りのエネルギーを有効活用しよう

#女子マーケ部  2025.04.01

春はうつ病の発症率が高いってご存知ですか?

 

理由はさまざまありますが、まずは季節の変化。花粉や日中と夜の寒暖差がストレスとなって、知らず知らずのうちに、体と心に負担を抱え込んでしまう人が多いんです。

 

2つ目の理由は生活環境の変化。会社の人事異動や子どもの進学など、周囲の変化に自分を合わせなければというストレスも、心に重くのしかかります。

 

そして春の嵐。ときに暴風が吹き荒れる春の気候は、低気圧が苦手な人には辛いもので、自律神経の乱れを引き起こすこともあるんです。

 

この、春に発症する「季節性うつ」を放置すると「五月病」になってしまうので、できるだけストレスを溜め込まないように気をつけることが大切!

 

そうはいっても、日々蓄積していくのがストレスというもの。そこで、この記事では「マインド回復のコツ」をご紹介します。

 

お届けするのは「いつも陽気でご機嫌」を絵に描いたような佐々妙美部長と、「おっとり落ち着いた大人の女性」の女子マーケ部員・ユキさん。

 

後半は、同じく女子マーケ部員で、お子さんを師匠と呼んでいるイズミさんも合流し、大爆笑の「決定版!女子マーケ部流マインドフルネス」について語っています!

 

ぜひ参考にしていただき、この春を笑顔で乗り切りましょう!

 

 

ポジティブ怪獣でもヘコむ日はある

ユキさん
ユキさん
3月・4月って環境が変わる人が多いですよね。ご自身やお子さんの環境が変わることのある時期。

 

そんな中で、気持ちが凹んだり落ち込んだりするかたも、いらっしゃるのではないかと思います。そこでマインドが落ち込んでしまったときに、なるべく早く回復するためのコツを伺っていきたいと思います。

 

そもそも私のこと、「メンタルが凹まない人」って思ってる人が多いんじゃないかな。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
そうですね、「ポジティブ怪獣」みたいな感じで(大笑い)

 

あはは(大笑い) ポジティブ怪獣ってめっちゃオモロい。

 

でもね、実は全然そんなことなくて。まあ、ポジティブではあるんですけど、私も落ち込むことありますよ。今日はすごく元気で「私、なんでもできる!」って思ってるのに、次の日には「あれ?なんか私、無理かもしれない、、、」みたいな。そういう波もあって。

 

なので、私も意外に普通の人間なんですよ(笑) ユキさんはどう?

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
私、波があんまりないんですよ。もちろん悩んだりはしますけど、意外とメンタルが平坦というか、感情の起伏が乏しいというか。

 

うちの旦那さんもそういうタイプだから、あんまりぶつかりもしないんですよ。浮き沈みもないし、喜びも「ワーキャー」っていう感じじゃないし。平坦な感じですね。

 

ユキさんのそのメンタルの安定に私はすごく助けられてます。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
私は妙美さんがテンション高く盛り上げてくださるので、そのエキスを少しでも吸い取ろうと思ってます(笑)

 

ホント?! 私はなんていうか、波がずっと続くってことはないけど、「めっちゃイケる!」みたいなときと、「もう全然ダメだ、うまくいかへん」みたいにショボンってなるときが全然あります。

 

あとは凹むこととか。たとえば仕事がうまくいかなかったりとか。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
そうなんですね。

 

あとは、もちろん夫婦喧嘩するとか、そういうこともあったりします。そういうことでメンタルが落ちることもあるんですよ(笑)
佐々妙美
佐々妙美

 

怒りの感情は紙に書き出す

まずね、メンタルが落ちるときって2種類あるじゃないですか。「めっちゃ悲しいバージョン」と「怒りバージョン」と。

 

私のなかでは、それぞれ違った対処法があるんです。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
ぜひ教えてください!

 

まずは、めっちゃ「怒り系」のときってあるじゃないですか。「なんなの、あの人!」とか。みんな、そういうときってあると思うんですよ。パートナーに対して「はぁっ?!」とか。

 

ユキさんも前さぁ、「おやつ食べられた」とか、言ってたよね(笑)

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
そうですよ! 大事にとってあったおやつを食べられて。数の勘定ができない人なんですね(笑)

 

「なんで3人家族で、おやつが3つなのに、1人で2つ食べてるんだろう!?」みたいなことがありました(笑) 「計算できないのかな?」って。

 

そういうのって、ことの大小に関わらず「なんなん!?」って、怒り系で心が乱されること、あると思うんですよ。

 

「怒り系」はめちゃくちゃ対処しやすいんですよ。どうするかっていうと、書き出す。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
紙に書くんですか?

 

そう。怒りの感情を書き出すっていうのが、めちゃくちゃ良いんですよ

 

具体的なエピソードを挙げると、仕事の関係で人を紹介したことがあったのね。「いま、こういうことをやりたいから、誰か紹介してほしい」と頼まれたから紹介したのに、いざ動き出してみたら「ちょっとまだ検討中です」っていう、中途半端な反応が返ってきたわけ。

 

本当に必要としていると思ったから、こちらも相手に話を通したり実際にいろいろ動いていたわけなのに、「全然そんなタイミングでもないのに、頼み事してきたんかい!?」って感じで、ちょっとモヤったりしたわけですよ。

 

「そうですか」っていうしかないけど、心の中で「なんやねん!」って。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
それは困りますよね。

 

人を紹介するときってね、相手のお仕事の都合とか、受け入れるキャパシティはあるかとか、ちゃんと話を聞いたうえで、本当にベストな人を紹介しているわけですよ。

 

なのになんか「まだ検討中で、、、」みたいな感じのこと言われると「はぁ?」ってなりますよね。「こいつには二度と紹介せえへん!」みたいに思ってしまうわけですよ。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
声をかけた相手に迷惑かけちゃいますしね。紹介者の人も困っちゃうだろうし。

 

そうそう。だからこれは、めちゃめちゃ怒ってるっていうよりは「はて?」って思った話でもあるんですけど。

 

それで「あー、モヤモヤするな」と思ったり。そういうときに私はそれを文章にするんですよ。

 

負の気持ちを書くっていうよりも、怒っているときってめっちゃエネルギーが湧いてくるから、それを有効活用しようと思って(笑)

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
エネルギーをぶつけるわけですね。

 

「人間関係や人の紹介を、活かせる人とダメにする人」みたいな感じで、まずタイトル付けするんですよ。

 

そういうタイトルを書いて、恨みつらみを書くのではなく、「私はこういうことを大切にしている」っていうのを書くの

 

たとえば、人を紹介する場合は、その紹介する人のことも、紹介相手のこともどっちもすごく大切に思ってます。だから、みんながスムーズに気持ちよくお仕事できるように心を配りながら、できる限りのお膳立てをしたうえで、紹介することを心がけてるんですよ。

 

でもね、なかには、私が紹介したビジネスパートナーのことをあたかも下請け業者みたいに扱う人が、たまにいるんですよ。それは本当に嫌だし、そういう人には「二度と紹介するか!」って強く思うんです。

 

でね、それってね、相手は今後たくさんの素晴らしい人を紹介してもらえたかもしれない機会を自ら失っているんですよね。その自覚がない。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
本当にそうですよね。自分が損してることに気づいてない。

 

そういったことを文章に書いてまとめることで、すごく考えを整理できるんですよね。そして、それを書きながら自分を振り返るんです。

 

自分も知らないうちに同じようなことをやらかしてないかなって考えて、「そういうことは絶対に気をつけないと!」って自戒の念を持つようにしてます。

 

そんな感じで文章化していくと、すごく良い文章がかけるんですよね。すごい良い投稿文ができあがる(笑)

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
その投稿文、思い当たるのがあります(笑) 

 

そういうの、すぐに投稿して相手に気づかれるといけないので、1ヶ月後くらいに投稿するんですよ(笑)

 

そしたら全然関係ない人が、自分のことを言われてるのかと思って、めっちゃ心配して「すみません」みたいに言ってきたりして(笑) 「いや、全然あなたのことじゃないから!」って。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
うんうん。良い人に限って、なんか勝手に反省しちゃうんですよね(笑)

 

そういう不満やモヤッとしたことを書いてみると、自分が同じことをしていないか確認できますね。

 

そうそう。振り返りもできるし、自分が大事にしている価値観はなんなのかを考えるきっかけにもなるんですよ。

 

人ってね、怒りが湧いてきた時に価値観が一番明確になるんです。だから「私ってこういうことを大事にしてたんだ」って気づけるの。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
あと、「そういうふうにならないようにこうしよう」とかいろいろ考えられるから、めちゃくちゃいい機会になりますね。

 

どんなエネルギーも有効活用

怒りって爆発的なエネルギーが湧いてくるから、めっちゃすごい速さで文章書けたりするわけ。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
わかります、なんか。ちょっと怒ってる感じとか、文字にしやすいかもしれないですよね。

 

そうそうそう。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
文章が上手いかどうかとか、キレイに書けるかとか、そういうことまったく気にしないでダーッと書けばいいんじゃないかなと思います。

 

本当にそうです。私は文字にするタイプですけど、人によっては創作活動とか。絵を描くとか、そういう形で表現するのもいいですよね。

 

それぞれ得意なものがあると思うので、怒りを原動力にして何かをするっていうのは、めちゃくちゃすごいエネルギーの発散になって、おすすめです。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
それ、すごくいいですね。

 

誰かが言ってたんだけど、誰だったかな? ビル・ゲイツかな、イーロン・マスクかな。忘れちゃったんだけど。

 

スタートアップとかで、ビジネスを始めるときって、爆発的なエネルギーが必要だったりするじゃない。なにがあっても折れない心とか、そういうのも必要ですよね。

 

とにかく爆発的なエネルギーが必要なんですよね。そのときに、積めるエネルギーはなんでも詰め込んでいけと。まるでロケットみたいですよね。

 

だから、怒りのエネルギーもすごく重要なエネルギーで、積極的に活用して、一番やりたいことに向けて注入するべきだと思うんだよね。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
確かに!

 

私ね、めちゃくちゃ昔の話なんだけど、いまだに覚えてるくらいムカついた出来事があってさ。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
根に持つことってありますよね。

 

まだ本当に起業したてのころで、いわゆるヒヨッコみたいな状態のころにね、私が「この人を師匠にするぞ!」って決めた人のそばで、いわば助手のような形でずっと一緒に動いてたんですよ。

 

で、その人の知り合いとたまたまカフェで会ったときに、「こいつは将来すごくなるから、よろしくな!」みたいなことを師匠が言ってくれて。

 

むちゃくちゃ感動したんだよね。「師匠、ありがとうございます!涙」みたいな気持ちで。それで、その師匠の知り合いのかたに「これからも頑張ります。よろしくお願いします!」って言ったら、「まあ、最初だけだよね」みたいなことを言ってきてさ。

 

たぶんその人は今まで、最初だけ勢いでやるけど、結局いなくなっちゃう人をたくさん見てきたんやと思うんだよね。だけどさ、それでも、初対面でそんなこと言ってくるなんて、めちゃくちゃ失礼なやつやなと思ってん。どれだけ成果出してる社長なんか知らんけどさ。

 

いつか見返してやる! 見てろよ!って思ったんよね(笑)

 

「私にこんなん言ったことを後悔させたる!」くらいの気持ちになって。なんで「はじめまして」の相手にそんなこと言われなあかんねんって、本当に悲しくて。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
それは頭にきますよね。

 

ムカついて、「それならやってやる!」って思いながら、その怒りを燃料に変えて、絶対に成果出して見返してやるぞ!って決意したの。それで実際にいろんな実績を出せるようになったんだよね。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
そういうのって、ほんと燃料になりますよね。

 

だから、「怒ったらダメ」とか「ポジティブじゃないといけない」とか、そういうふうに思ってる人もいると思うけど、全然そんなことないんだよね。

 

怒りは「しっかり怒り切る」くらいの気持ちで発散しちゃって、全然大丈夫なんだよ

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
私、思い出したことがあるんですけど。昔、とあるイベントに友達を誘ったら、みんなの反応が冷たかったんですよ。LINE送ってもスタンプだけ返されたり、返事がなかったり、「わかった」みたいな浅い返事だったり。

 

私としては思いを込めて「お願いだから来てほしい」っていう気持ちで誘ったイベントだったので、みんなの反応が薄いなって思って、ちょっと凹んだんです。

 

でも、「この薄い反応した人たちを、絶対後悔させてやる!」みたいな闘志に近い気持ちが湧き上がってきたんです。

 

へこんだり、イライラしたりってみんなあると思うんだけど、その感情を「くっそ!」っていうエネルギーに変えて、怒りの感情をとことん「怒り」として消化する!

 

そうやって自分で自分の怒りに徹底的に向き合うって大事だよね。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
感情を爆発させながら、そのエネルギーを有効活用していくっていう。

 

うん。それがおすすめの方法。
佐々妙美
佐々妙美

 

怒りも悲しみも悪いことじゃない

怒るとか悲しむって、悪いことじゃないよね。普通に平常心で生きているときって、つい、のんびりしちゃったりするじゃない。でもこの怒りとか悲しみとか、すごいエネルギーがバーって湧いたときって、不思議なことに爆発的に仕事が進んだりするんだよね。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
あります、あります。

 

なので、「怒っちゃだめだと思わず、しっかり怒り切る」、「怒りを燃料にして活用する」の二つは本当に大事

 

悲しむこともダメだと思わずちゃんと「悲しみ切る」。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
その感情を内側に溜め込んでしまうと、ちょっと病んでしまうかもしれないし。

 

まさにそうで、感情は表に出した方がいいよね。

 

昔、会社員をしていたときに「お局様」がいて、いろいろ嫌がらせみたいなことをされたりしたんですよ。でも、その当時、私はすごく純粋で、本当にポジティブなことが大事だと思っていたから、辛いのを表に出さずに、ひたすら耐えてたんですよね。

 

毎日耐えながら会社に行っていたんです。そしたら体に異変が出て、急性胃腸炎になったりして体調を崩してしまって。

 

そういうのって、メンタルにくるタイプの人と身体にくるタイプの人、2種類いると思うんですけど、私は完全に体に来てしまったタイプ。それで、入院したんですよ。

 

1ヶ月も入院して、原因不明のまま熱が全然下がらなくて、黄疸が出て、肝臓だったか腎臓だったかにも問題が出て。お酒飲まないので、なんでこんなことになるのか全然わからないって感じで、本当に原因不明で。

 

結局、1ヶ月後には退院できたんだけど、ストレスを溜め込むと身体に影響が出たり、心を病んだりするから。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
感情は思いっきり出した方がいいですよね。

 

本当にそう。

 

でね、私が会社員だったときの話の続きなんだけど、感情を吐き出す方法が途中から見つかったんですよ。それが「ブログに書くこと」だったんです。

 

会社の先輩と一つ下の後輩と3人でこっそりブログを始めたんですよ。「美人OL3人 VS お局さん」っていうタイトルで(笑)

 

それプラス、社内SNSみたなのも使って、サイボウズっていうやつなんですけど、なにか頭にくることがあったらその社内SNSの秘密のグループチャットに書き込んで、「信じられへんねんけど!」とか言いながら愚痴ったりしてました(笑)

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
感情を共有したり、送り合ったりしてたわけですね。

 

そのおかげで、めちゃめちゃ救われたんです。これすごい効果だなと思って。

 

さらにその怒りをブログのネタにしたんですよ。そしたら頭にきたときに「いいネタ来た!」みたいな感じでちょっとワクワクしたりして(笑) なんか、面白さがあったんですよ、そういうのをやるのが。

 

悪口とか陰口とは違ってね。相手を攻撃するためのネチネチした感じのものじゃなくて。

 

自分の感情を吐き出すことは大事じゃないですか。だからもう「すべてネタにするぞ!」という精神で。怒りが湧いてきたとか、悲しいことがあったとか、そういうのも全部ブログのネタに昇華してましたね。

 

ネタがないときは「なにか起きないかな」という感じになってましたから。「今日はネタがないな」って(笑) それくらい、「書く」とか「話す」ってストレス発散になるんですよね。だから「言っちゃいけない」とか思って、溜め込まないようにすることも大事だと思うんです。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
ひたすら愚痴を聞いてほしいということではなくてね。

 

そう。そういう感じじゃなくて、いかにネタにして共有できるかというのが大事だと思うんですよ。それが意外と心救われる方法なんだなって、すごい感じます。
佐々妙美
佐々妙美

 

みんな修行中 だって人間だもの

メンタル回復のコツで、「悲しみ」のほうの感情はどうするかっていえばですね。

 

例えば夫と喧嘩して「なんなのよ!」って頭に来ることもあるけど、「なんでわかってくれないの?」って悲しくなることもありますよね。

 

そもそも「悲しい」って「期待と違った」とか、ギャップがあるから生まれる感情なわけやん。自分がしてほしいことと違うことをされたとか、言われたとか。してほしいことをしてもらえんかったとか、わかってもらえへんかったとか。

 

自分の期待と違うから悲しいわけだよね。それってそもそも「相手は他人だ」っていう認識が薄くなたときに、悲しみって増すと思うねん。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
うんうん。

 

でもさ、まあ、「人間だもの」ってことだよね(笑) 家族も人間だし。「人間だもの」って本当に素晴らしい言葉だよね。人間って不完全だし。

 

「人間だもの」って思えると、いろいろ許せたりせえへん?

佐々妙美
佐々妙美
 

 

ユキさん
ユキさん
自分に対しても相手に対しても「人間だもの、しょうがないよね」って思える精神を持てるというか。

 

そうそう。そういう精神を持つだけで、けっこう違ったりするよね。「人間だもの、頑張ってるんやな」って思えたり、「修行中、修行中」って思ったり(笑)
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
「あ、いま修行中」って(笑)

 

そう、「あの人も私も修行中」みたいな感じでね。

 

あと私、すごく悲しかったり怒ったりしたときにね、とくに夫と喧嘩したときにはね、「いま、こんなひどい言葉を言って、もし私が突然死んだら絶対後悔するからな」とか思うことあんねん(大笑い)

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
すごい、最終手段みたいな感じですね(大笑い)

 

心の中でね。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
あ、心の中だけ?

 

そ、言わへんけど、「絶対、後悔するんやからな!」みたいな感じで。そうやって相手が後悔してる姿、勝手に想像して、自分の心を落ち着かせるみたいな(笑)

 

「あんとき、あんなこと言わなければよかった」って後悔してる姿、想像して、自分を納得させてる。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
それで、丸く収まるんですか?

 

そうそう。それに結局、ケンカしてるときって、その場で言っても絶対伝わらんやん、感情的になってるから。だから「いま言っても意味ないわ」ってわかるから。

 

だから、一旦時間をおいてちょっと頭が冷えたころに伝えるっていうようなことはやってるかな。ケンカのときはそうしてる。だから、けっこう私も普通にケンカしたりしてるんだよね。

佐々妙美
佐々妙美

 

思いは言わなきゃ伝わらない

ユキさん
ユキさん
けっこうよくケンカしてますよね。

 

あはは(大笑い) 最近はあんま、ないで。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
そうですね。でも「早く仲直りすればいいのに」って(笑)

 

そやねん! 長いねん(笑) 仲直りまでが長いねん。お互いに謝らないから。「謝ったら負け」みたいになんねん。だからなんか長くなるねん。

 

だけど最近は、もう少し早く謝れるようにお互いにしてるっていうか。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
ちょっと丸くなりましたね。

 

そう、丸くなった。あと、すごい傷つけるようなこと言ったら関係性が終わってまうってずっと思ってたんだけど、「私はいま、こんなふうに思ってるんだぞ」ぐらいのことは言ってもええかなって思って、伝えるようにしてる。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
「怒ってるんだぞ」っていうのを。

 

そうそう。やっぱ言わな、伝わらへんから。伝えないと意外とわからんから。お互いに話し合うのも大事やなって思って。ある程度ぶつかるってことを、あえてするようにしてるかな。

 

そうやって関係性がまた深まっていくっていうのは、いいことかなって。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
「雨降って地固まる」みたいな感じで。

 

そうそうそう。

 

でも、めっちゃ落ち込んで、もう「やる気ないわ」みたいなときは寝る(大笑い) とにかく寝る! あとは、スマホゲームして、ほかの思考を巡らせないようにするとか、そんなときもある。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
まさに現実逃避(笑)

 

そうそう(大笑い)

 

でもけっこう、客観的に自分の感情を見てるというか、「ああ、なんか私めっちゃ悲しんでるな」とか、「私、めっちゃ怒ってるな」みたいな感じで。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
幽体離脱的な?

 

うん、そう! 幽体離脱はけっこう有効な手段です(笑)
佐々妙美
佐々妙美

 

感情に振り回される時間が無駄

ユキさん
ユキさん
私、ずっと応援してた俳優の「推し」さんがいて。その彼が3年くらい前に結婚したんですよ。私もそれなりに悲しくなったり、寂しくなたりして。「あぁ、結婚しちゃったんだぁ」って思ってしまうような感情があったんですね。

 

でも、この胸がザワザワしたりモヤモヤしたりしてる時間ってもったいないじゃんって思って。こうなったら、自分の心がこんな状態になっているのを早く脱するために「もう、祝ってしまえ!」って思ったんです。

 

で、祝っちゃったらそこから心が軽くなって、「おめでとう!」みたいになったんです。でも女性ファンのなかには、3年経ったいまでも引きずっているってかたが、いらっしゃるんですね。「奥さんの話は聞きたくない」っていうかたもいらっしゃって。

 

私はその辺のマインドの切り替えが割と上手いほうだと思うんです。「自分がどういう立場にいれば、機嫌よく、モヤモヤせずに過ごせるかな」って考えるんです。

 

だから、「どうやって切り替えたらいいか」を考えるって大事だなと思いますね。

 

そうだよね。その切り替えで、自分が「あ、こんなことで怒ってるんだ」とか「こんなことで悲しんでるんだ」っていうことに気づいて、それをじっくり見つめたり、じっくり味わったりするのも、すごく大事やなと思うし。

 

そういう思考の転換ってすごくいいよね。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
それがうまくできるかどうかで、長くモヤモヤするか、早く脱するかって変わる気がしますね。

 

感情に振り回されてると、時間が無駄になるっていうのがあるしね。

 

学生のころの話だけど、付き合っている人がいて、すごい振り回されて。感情がめちゃくちゃ揺れ動いて、泣いたり怒ったり、いろいろしていたときに、すごく疲れてしまったんだよね。

 

それで、「もう疲れる恋愛はやめとこ」とか思って、突然冷めたんだけど(笑)

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
そこですよね。続けたいのか、「こんなに疲れるなら、もうやめてしまえ」って思うのか。

 

そやねん、もうアホらしくなって。本当にアホらしいなって思う瞬間が訪れることってあるよね。だからやっぱり、モヤモヤしてる時間って本当にもったいないよね。

 

それって、さっき言った幽体離脱に近いかもしれない。自分を客観的に見たんだろうね。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
そしたら、アホらしいって気づいた(笑)

 

そうそうそう。肩の力が抜けた感じで、気づいたんですよ。めっちゃ感情を揺り動かされてたけど、「これなに? なんかアホらしいんやけど」って思ってしまって。

 

それまで、一生懸命その人の機嫌を取るというか、好かれようと思って頑張ってたんだけど、なんかアホらしくなって、一気に冷めて「もういいや」って。「わかってもらえなくても全然いいや」みたいな、そんな感じだった。それくらい急に冷めた感じになって(大笑い)

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
アホらしいって思ったら、一瞬で冷めますよね。一度オフになったら完全にオフになる。

 

そう。これ「女子あるある」かな。

 

人の感情が揺さぶられるのって人間関係においてっていうのが、一番多いと思うんですよ。やっぱり対人関係が一番、感情を揺さぶられる要因になるんじゃないかなって思う。それが嬉しいときもあれば、悲しいときもあるし。

 

そういうときはもう、自分のために時間を使うっていうことが重要。「その人に自分の時間を奪わさせない」っていう意識がめっちゃ重要だよね。「ブチギレさせてくるような相手に時間を奪われない」っていう。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
それに尽きると思います。「時間や感情を奪われるのはもったいない」という発想を持たないといけないですよね。

 

ほんとにそれ! で、あとは「人間だもの」(笑)

 

「あの人も頑張って生きてるんだな」と思うだけですよ。「なんか言ってはるわ」くらいの感覚で。心のスイッチをオフにして「ああ、怒ってはるわ」って、幽体離脱して少し距離をおいて見てる感じ(笑) それくらいがちょうどいいんちゃうかな。

 

今回のテーマは「マインド回復のコツ」だけど、まずそもそもダメージを受けないために、幽体離脱して客観視するっていうのがすごい大事やなって思う。

 

まあ、あとは美味しいものを食べるとか(笑)

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
とにかく、自分が楽しくて幸せになることを追求する感じですね。

 

確かに「マインド回復のコツ」を学ぶより前に、「そもそもマインドを乱さない方法」を知っておくことって大切ですよね!

 

妙美部長とユキさんから出てきたTIPSは

  • 怒りはきっちり「怒り切る」
  • 幽体離脱で自分を客観視
  • 「人間だもの」で受け流す

 

後半の記事では、これらのTIPSをさらに掘り下げて語っています。引き続き、こちらの記事をお楽しみください。

マインド回復のコツ(後半)幽体離脱でマインドフルネス?もっと自分を褒めよう

 

※定例会の様子は音声でもお楽しみいただけます。

 

 

女子マーケ部はメンバー募集中です!

「女性のチカラが世界を変える」「女性は”楽しむ”が仕事」をテーマに活動する女子マーケ部は、参加費無料の女性限定コミュニティです。

 

女性ならではの視点や発想力を必要としている企業さまに、アイデアを届けたり、企画会議に参加したり、商品開発のサポートをしたり。

 

多岐にわたる活動を通し、メンバーみんなで楽しみながら企業や社会に貢献しています。

 

Pick Up!女子マーケ部への参加は公式LINEから!

女子マーケ部は、会社員、専業主婦、個人で仕事をしている方など、幅広い属性・年代の女性が大勢参加している参加費無料のコミュニティです。

参加を希望される方は公式LINEにてお待ちしております。

▼画像をクリックして女子マーケ部公式LINEへ♪

女子マーケ部 メンバー募集

モニター募集をご検討中の企業様へ https://ideakikaku.com/menu/
1日1通365日 マーケティング無料基礎講座メルマガ
無料基礎講座
1日1通365日 マーケティング無料基礎講座メルマガ