マインド回復のコツ(前半)怒りのエネルギーを有効活用しよう
春はうつ病の発症率が高いってご存知ですか?
理由はさまざまありますが、まずは季節の変化。花粉や日中と夜の寒暖差がストレスとなって、知らず知らずのうちに、体と心に負担を抱え込んでしまう人が多いんです。
2つ目の理由は生活環境の変化。会社の人事異動や子どもの進学など、周囲の変化に自分を合わせなければというストレスも、心に重くのしかかります。
そして春の嵐。ときに暴風が吹き荒れる春の気候は、低気圧が苦手な人には辛いもので、自律神経の乱れを引き起こすこともあるんです。
この、春に発症する「季節性うつ」を放置すると「五月病」になってしまうので、できるだけストレスを溜め込まないように気をつけることが大切!
そうはいっても、日々蓄積していくのがストレスというもの。そこで、この記事では「マインド回復のコツ」をご紹介します。
お届けするのは「いつも陽気でご機嫌」を絵に描いたような佐々妙美部長と、「おっとり落ち着いた大人の女性」の女子マーケ部員・ユキさん。
後半は、同じく女子マーケ部員で、お子さんを師匠と呼んでいるイズミさんも合流し、大爆笑の「決定版!女子マーケ部流マインドフルネス」について語っています!
ぜひ参考にしていただき、この春を笑顔で乗り切りましょう!
目次
ポジティブ怪獣でもヘコむ日はある

そんな中で、気持ちが凹んだり落ち込んだりするかたも、いらっしゃるのではないかと思います。そこでマインドが落ち込んでしまったときに、なるべく早く回復するためのコツを伺っていきたいと思います。


でもね、実は全然そんなことなくて。まあ、ポジティブではあるんですけど、私も落ち込むことありますよ。今日はすごく元気で「私、なんでもできる!」って思ってるのに、次の日には「あれ?なんか私、無理かもしれない、、、」みたいな。そういう波もあって。
なので、私も意外に普通の人間なんですよ(笑) ユキさんはどう?


うちの旦那さんもそういうタイプだから、あんまりぶつかりもしないんですよ。浮き沈みもないし、喜びも「ワーキャー」っていう感じじゃないし。平坦な感じですね。


あとは凹むこととか。たとえば仕事がうまくいかなかったりとか。



怒りの感情は紙に書き出す
私のなかでは、それぞれ違った対処法があるんです。


ユキさんも前さぁ、「おやつ食べられた」とか、言ってたよね(笑)


「なんで3人家族で、おやつが3つなのに、1人で2つ食べてるんだろう!?」みたいなことがありました(笑) 「計算できないのかな?」って。
「怒り系」はめちゃくちゃ対処しやすいんですよ。どうするかっていうと、書き出す。


具体的なエピソードを挙げると、仕事の関係で人を紹介したことがあったのね。「いま、こういうことをやりたいから、誰か紹介してほしい」と頼まれたから紹介したのに、いざ動き出してみたら「ちょっとまだ検討中です」っていう、中途半端な反応が返ってきたわけ。
本当に必要としていると思ったから、こちらも相手に話を通したり実際にいろいろ動いていたわけなのに、「全然そんなタイミングでもないのに、頼み事してきたんかい!?」って感じで、ちょっとモヤったりしたわけですよ。
「そうですか」っていうしかないけど、心の中で「なんやねん!」って。


なのになんか「まだ検討中で、、、」みたいな感じのこと言われると「はぁ?」ってなりますよね。「こいつには二度と紹介せえへん!」みたいに思ってしまうわけですよ。


それで「あー、モヤモヤするな」と思ったり。そういうときに私はそれを文章にするんですよ。
負の気持ちを書くっていうよりも、怒っているときってめっちゃエネルギーが湧いてくるから、それを有効活用しようと思って(笑)


そういうタイトルを書いて、恨みつらみを書くのではなく、「私はこういうことを大切にしている」っていうのを書くの。
たとえば、人を紹介する場合は、その紹介する人のことも、紹介相手のこともどっちもすごく大切に思ってます。だから、みんながスムーズに気持ちよくお仕事できるように心を配りながら、できる限りのお膳立てをしたうえで、紹介することを心がけてるんですよ。
でもね、なかには、私が紹介したビジネスパートナーのことをあたかも下請け業者みたいに扱う人が、たまにいるんですよ。それは本当に嫌だし、そういう人には「二度と紹介するか!」って強く思うんです。
でね、それってね、相手は今後たくさんの素晴らしい人を紹介してもらえたかもしれない機会を自ら失っているんですよね。その自覚がない。


自分も知らないうちに同じようなことをやらかしてないかなって考えて、「そういうことは絶対に気をつけないと!」って自戒の念を持つようにしてます。
そんな感じで文章化していくと、すごく良い文章がかけるんですよね。すごい良い投稿文ができあがる(笑)


そしたら全然関係ない人が、自分のことを言われてるのかと思って、めっちゃ心配して「すみません」みたいに言ってきたりして(笑) 「いや、全然あなたのことじゃないから!」って。


そういう不満やモヤッとしたことを書いてみると、自分が同じことをしていないか確認できますね。
人ってね、怒りが湧いてきた時に価値観が一番明確になるんです。だから「私ってこういうことを大事にしてたんだ」って気づけるの。


どんなエネルギーも有効活用




それぞれ得意なものがあると思うので、怒りを原動力にして何かをするっていうのは、めちゃくちゃすごいエネルギーの発散になって、おすすめです。


スタートアップとかで、ビジネスを始めるときって、爆発的なエネルギーが必要だったりするじゃない。なにがあっても折れない心とか、そういうのも必要ですよね。
とにかく爆発的なエネルギーが必要なんですよね。そのときに、積めるエネルギーはなんでも詰め込んでいけと。まるでロケットみたいですよね。
だから、怒りのエネルギーもすごく重要なエネルギーで、積極的に活用して、一番やりたいことに向けて注入するべきだと思うんだよね。




で、その人の知り合いとたまたまカフェで会ったときに、「こいつは将来すごくなるから、よろしくな!」みたいなことを師匠が言ってくれて。
むちゃくちゃ感動したんだよね。「師匠、ありがとうございます!涙」みたいな気持ちで。それで、その師匠の知り合いのかたに「これからも頑張ります。よろしくお願いします!」って言ったら、「まあ、最初だけだよね」みたいなことを言ってきてさ。
たぶんその人は今まで、最初だけ勢いでやるけど、結局いなくなっちゃう人をたくさん見てきたんやと思うんだよね。だけどさ、それでも、初対面でそんなこと言ってくるなんて、めちゃくちゃ失礼なやつやなと思ってん。どれだけ成果出してる社長なんか知らんけどさ。
いつか見返してやる! 見てろよ!って思ったんよね(笑)
「私にこんなん言ったことを後悔させたる!」くらいの気持ちになって。なんで「はじめまして」の相手にそんなこと言われなあかんねんって、本当に悲しくて。




怒りは「しっかり怒り切る」くらいの気持ちで発散しちゃって、全然大丈夫なんだよ。


私としては思いを込めて「お願いだから来てほしい」っていう気持ちで誘ったイベントだったので、みんなの反応が薄いなって思って、ちょっと凹んだんです。
でも、「この薄い反応した人たちを、絶対後悔させてやる!」みたいな闘志に近い気持ちが湧き上がってきたんです。
そうやって自分で自分の怒りに徹底的に向き合うって大事だよね。



怒りも悲しみも悪いことじゃない


悲しむこともダメだと思わずちゃんと「悲しみ切る」。


昔、会社員をしていたときに「お局様」がいて、いろいろ嫌がらせみたいなことをされたりしたんですよ。でも、その当時、私はすごく純粋で、本当にポジティブなことが大事だと思っていたから、辛いのを表に出さずに、ひたすら耐えてたんですよね。
毎日耐えながら会社に行っていたんです。そしたら体に異変が出て、急性胃腸炎になったりして体調を崩してしまって。
そういうのって、メンタルにくるタイプの人と身体にくるタイプの人、2種類いると思うんですけど、私は完全に体に来てしまったタイプ。それで、入院したんですよ。
1ヶ月も入院して、原因不明のまま熱が全然下がらなくて、黄疸が出て、肝臓だったか腎臓だったかにも問題が出て。お酒飲まないので、なんでこんなことになるのか全然わからないって感じで、本当に原因不明で。
結局、1ヶ月後には退院できたんだけど、ストレスを溜め込むと身体に影響が出たり、心を病んだりするから。


でね、私が会社員だったときの話の続きなんだけど、感情を吐き出す方法が途中から見つかったんですよ。それが「ブログに書くこと」だったんです。
会社の先輩と一つ下の後輩と3人でこっそりブログを始めたんですよ。「美人OL3人 VS お局さん」っていうタイトルで(笑)
それプラス、社内SNSみたなのも使って、サイボウズっていうやつなんですけど、なにか頭にくることがあったらその社内SNSの秘密のグループチャットに書き込んで、「信じられへんねんけど!」とか言いながら愚痴ったりしてました(笑)


さらにその怒りをブログのネタにしたんですよ。そしたら頭にきたときに「いいネタ来た!」みたいな感じでちょっとワクワクしたりして(笑) なんか、面白さがあったんですよ、そういうのをやるのが。
悪口とか陰口とは違ってね。相手を攻撃するためのネチネチした感じのものじゃなくて。
自分の感情を吐き出すことは大事じゃないですか。だからもう「すべてネタにするぞ!」という精神で。怒りが湧いてきたとか、悲しいことがあったとか、そういうのも全部ブログのネタに昇華してましたね。
ネタがないときは「なにか起きないかな」という感じになってましたから。「今日はネタがないな」って(笑) それくらい、「書く」とか「話す」ってストレス発散になるんですよね。だから「言っちゃいけない」とか思って、溜め込まないようにすることも大事だと思うんです。



みんな修行中 だって人間だもの
例えば夫と喧嘩して「なんなのよ!」って頭に来ることもあるけど、「なんでわかってくれないの?」って悲しくなることもありますよね。
そもそも「悲しい」って「期待と違った」とか、ギャップがあるから生まれる感情なわけやん。自分がしてほしいことと違うことをされたとか、言われたとか。してほしいことをしてもらえんかったとか、わかってもらえへんかったとか。
自分の期待と違うから悲しいわけだよね。それってそもそも「相手は他人だ」っていう認識が薄くなたときに、悲しみって増すと思うねん。


「人間だもの」って思えると、いろいろ許せたりせえへん?




あと私、すごく悲しかったり怒ったりしたときにね、とくに夫と喧嘩したときにはね、「いま、こんなひどい言葉を言って、もし私が突然死んだら絶対後悔するからな」とか思うことあんねん(大笑い)




「あんとき、あんなこと言わなければよかった」って後悔してる姿、想像して、自分を納得させてる。


だから、一旦時間をおいてちょっと頭が冷えたころに伝えるっていうようなことはやってるかな。ケンカのときはそうしてる。だから、けっこう私も普通にケンカしたりしてるんだよね。

思いは言わなきゃ伝わらない



だけど最近は、もう少し早く謝れるようにお互いにしてるっていうか。




そうやって関係性がまた深まっていくっていうのは、いいことかなって。


でも、めっちゃ落ち込んで、もう「やる気ないわ」みたいなときは寝る(大笑い) とにかく寝る! あとは、スマホゲームして、ほかの思考を巡らせないようにするとか、そんなときもある。


でもけっこう、客観的に自分の感情を見てるというか、「ああ、なんか私めっちゃ悲しんでるな」とか、「私、めっちゃ怒ってるな」みたいな感じで。



感情に振り回される時間が無駄

でも、この胸がザワザワしたりモヤモヤしたりしてる時間ってもったいないじゃんって思って。こうなったら、自分の心がこんな状態になっているのを早く脱するために「もう、祝ってしまえ!」って思ったんです。
で、祝っちゃったらそこから心が軽くなって、「おめでとう!」みたいになったんです。でも女性ファンのなかには、3年経ったいまでも引きずっているってかたが、いらっしゃるんですね。「奥さんの話は聞きたくない」っていうかたもいらっしゃって。
私はその辺のマインドの切り替えが割と上手いほうだと思うんです。「自分がどういう立場にいれば、機嫌よく、モヤモヤせずに過ごせるかな」って考えるんです。
だから、「どうやって切り替えたらいいか」を考えるって大事だなと思いますね。
そういう思考の転換ってすごくいいよね。


学生のころの話だけど、付き合っている人がいて、すごい振り回されて。感情がめちゃくちゃ揺れ動いて、泣いたり怒ったり、いろいろしていたときに、すごく疲れてしまったんだよね。
それで、「もう疲れる恋愛はやめとこ」とか思って、突然冷めたんだけど(笑)


それって、さっき言った幽体離脱に近いかもしれない。自分を客観的に見たんだろうね。


それまで、一生懸命その人の機嫌を取るというか、好かれようと思って頑張ってたんだけど、なんかアホらしくなって、一気に冷めて「もういいや」って。「わかってもらえなくても全然いいや」みたいな、そんな感じだった。それくらい急に冷めた感じになって(大笑い)


人の感情が揺さぶられるのって人間関係においてっていうのが、一番多いと思うんですよ。やっぱり対人関係が一番、感情を揺さぶられる要因になるんじゃないかなって思う。それが嬉しいときもあれば、悲しいときもあるし。
そういうときはもう、自分のために時間を使うっていうことが重要。「その人に自分の時間を奪わさせない」っていう意識がめっちゃ重要だよね。「ブチギレさせてくるような相手に時間を奪われない」っていう。


「あの人も頑張って生きてるんだな」と思うだけですよ。「なんか言ってはるわ」くらいの感覚で。心のスイッチをオフにして「ああ、怒ってはるわ」って、幽体離脱して少し距離をおいて見てる感じ(笑) それくらいがちょうどいいんちゃうかな。
今回のテーマは「マインド回復のコツ」だけど、まずそもそもダメージを受けないために、幽体離脱して客観視するっていうのがすごい大事やなって思う。
まあ、あとは美味しいものを食べるとか(笑)


確かに「マインド回復のコツ」を学ぶより前に、「そもそもマインドを乱さない方法」を知っておくことって大切ですよね!
妙美部長とユキさんから出てきたTIPSは
- 怒りはきっちり「怒り切る」
- 幽体離脱で自分を客観視
- 「人間だもの」で受け流す
後半の記事では、これらのTIPSをさらに掘り下げて語っています。引き続き、こちらの記事をお楽しみください。
マインド回復のコツ(後半)幽体離脱でマインドフルネス?もっと自分を褒めよう
※定例会の様子は音声でもお楽しみいただけます。
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