企業の商品開発の裏側を大公開!(後半)消費者の意見や悩みは「宝の山」

これまで女子マーケ部が関わってきた商品開発の裏側をご紹介した2月の定例会。
後半では、日常のどんなところに「価値ある意見」が潜んでいるかを語っています。
これから先、女子マーケ部の案件に参加して意見やアイデアを出すうえで、ヒントになることが満載ですので、ぜひ参考にしてくださいね!
※前半の記事はこちら
企業の商品開発の裏側を大公開!(前半)女子マーケ部はどう関わっているの?
目次
「プロの消費者」だからすごい!

商品や業界について詳しすぎて視野が狭まってしまうとか。
だから女子マーケ部は、皆さんが消費者であり続けることが大事!「プロの消費者」なんですよ、皆さんは。
あと生活用品のアイリスオーヤマさんとか。
ああいう企業さんって、めちゃめちゃいっぱいヒット商品があるんですよ。
なんでかっていうと社内でアイデア会議みたいなのがあって、小林製薬さんはアイデア総数が年間で約4万件。アイリスオーヤマさんは月間200件、プレゼンしているそうなんですよ。
すごいでしょ。そういうのをやっているからヒットが生み出されるんです。
ヒットを出している企業さんはそういうことをやっている。
「毎月100個アイデア出す」みたいな会議をやっている企業さんは稀で、そんなことできない企業さんがほとんどだから。
だからこの女子マーケ部の意見とかアイデアが一つになったら、めっちゃ助かる企業さんが増えそうじゃないですか!
それってすごくないですか!? そのすごいアイデアを買ってもらいましょう、企業さんに!
「お困りごと」の価値もすごい!

買い物するときに、買いづらいとか、説明がわかりづらいとか、あるじゃないですか。
ゆきさんも、今日ねぇ。
で、「予約はこちら」っていうボタン押したら「LINEなら簡単に予約できますよ」っていう案内が出たんで、お友達登録したんですけど、ポチポチポチって予約できるのかなと思ったら「希望日をメッセージしてください」って来たんです。
あんまり簡単じゃないなと思って。
そういう部分がちゃんと整っていない会社さんってけっこうあると思う。
やっている側とお客さんの目線が違っちゃってるとか。
だから、アプリとか購入サイトとかも「実際に使ってみてどうですか?」っていうところの意見が欲しい企業さんはいっぱいいると思うんです。
ユーザビリティテストみたいな。使い勝手テストみたないやつ。
シャンプーとか薬の、うしろのちっちゃい文字が見えなくなってきてるんですよ。せっかく説明を書いてくれてるのに、「どれくらい使えばいいの?」とかわかんないんですよ。
こういうの誰かに言えないのかなとか思います。
そういうの、めちゃくちゃ貴重なご意見ですよね。企業さんが見落としている部分。
「御社の商品に対して、何人の女性が不満を言ってるんですけど、その情報、欲しいですか?」って。
「改善してほしいという要望が出てるんですけど、このレポート買ってもらえませんかね」って言って、買ってもらえたらみんなに還元するってどうですか(笑)
私、日本で購入してたオーガニックナプキンみたいなのがあって。肌に優しいって書いてあったから、いいかもって思って買ったんですよ。
そしたら粘着部分についてる紙が、めくれなくて。紙をめくろうとすると粘着部分も一緒に剥がれることがあるんですよ。「なに、この作りは」みたいな感じで、すごい使いづらくて。
だからそういう商品改善とかもね、みんなの意見でできたら最高なんですよ。
あと、ショッピング体験とか。その先の使い勝手の悪さを調べて欲しいとか。
「あ、そういう案件もあるかもしれない」って思って私が企業さんへアプローチするので!
「生の声」っていうのはやっぱり、めちゃくちゃ強いから。
変にマーケティングとか企画を勉強したりではなく、一消費者さんの視点でいていただけるのが、本当にありがたいから。
普段、「ああいうのは不便だな」とか、そういう視点を持っていただいて、意見をいただけると、めっちゃありがたいなって思います。
「いろんな商品の裏側には皆さんがいる」ってなったら最高じゃないですか。あの商品も、この商品も、「私がこの前、意見言ったやつや」とか嬉しいですよね。
改善要求の価値もすごい!

以前はサイトに「この商品のここを改善してほしい」とか、書き込めるページがあったんですよ。
いまはもうアプリに変更して、サイトの方はなくなったみたいなんですけど。
「この商品使いづらい」とか、そういう意見を書き込みできる場所があったんですよ。
私、ドンキで食品を買うっていう発想がなかったんですけど、たまたま行ったときに商品名とか説明文を読んで、思わず買ってしまったんですよ。
ナッツにこだわっている担当者さんが、何十種類ものナッツを食べ比べしたとか、そういう感じのことが書いてあって。
1番ベストなものを詰め込んでどうのこうのとか、これまでに何十万個も売れたとか、そんな感じのことが書いてあって、これはすごいかもしれないと思って、思わず買っちゃった。
あれはすごいです。
サイトのご意見箱は「ダメ出しの殿堂」。でね、「改善しました」とか、結果報告もあったりしたんです。
やっぱり日本はすごい!

英語でもちゃんと、あの感じ、出せるんだって思ってめっちゃ面白かったです。なんかすごい文字が大きくて(笑)

マレーシアにあるドン・キホーテ
「情熱 ドンドンドンキ Lot10 KL」
「情熱価格」の商品も普通に日本語のまま売ってました。

焼き芋も外で売ってました。暑い国で焼き芋! すんごい長蛇の列になってて。その隣がたこ焼きだったかな。
あとフルーツも売ってましたね。シャインマスカットとか。高級イチゴの白イチゴも売ってました。すんごい高いのに買う人、いるんだって驚いたんですけど。
日本で買うより高くなっていたんで、現地の物価で言ったら、さらに高いわけじゃない。どんな金持ちが買うんだっていう気持ちになりましたけど。
レストランでも5〜600円とかで食べれて、ちょっといいお店に行っても1000円ぐらいでした。
結局、日本ってクオリティがすごく高くて、めちゃめちゃ安いご飯があるじゃないですか。
それこそ吉野家とか、すごい安いですよね。他の国の物価と比べると、日本は本来、物価が高いはずなのに、「食」だけやたら安いなって思いますね。
「このクオリティでこの安さ」って本当に衝撃を受けますよね。
アメリカだと病気になったりしたら本当に大変ですから。救急車で運ばれるだけで何百万とか、場合によっては一千万とかかかるんですよね。
あ、話がだいぶ、それました(笑)
「商品開発」ってネットで検索すると「ヒットの法則」なんていう記事がたくさん出てきますが、実際はそんな魔法みたいなものはないんですね。
それに、大企業が「独りよがり」で商品を作って「これ良いから買いなさい」なんて言っても、消費者はそんなに甘くない!
消費者の皆さんは、企業の宣伝文句に簡単に騙されないですもんね。だからこそ、「皆さんの声」が重要なんです。
「本当に良いもの」、「本当に便利なもの」、「本当にみんなが欲しいもの」のアイデアは、すでに皆さんの頭の中にあるんです!
ぜひ、そのアイデアを私たちに聞かせてください。
女子マーケ部の皆さんで世の中を「素敵なもの」であふれさせていきましょう!
次回の定例会
次回の定例会は3月末を予定。詳細は女子マーケ部の公式LINEでお伝えしますね。
初めましての方も久しぶりの方も常連さんも大歓迎! ふるってご参加下さい。
来月もみなさんと楽しい時間をすごせるように準備しておきますね。
ご参加くださったみなさん
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