相手に気持ちよく動いてもらう方法!(後編)「褒める」は至上の操縦術
第34回女子マーケ部定例会で行われた夫婦対談。
代表の佐々妙美と、これまで1万人以上の経営者を指導してきた坂田公太郎先生が、人間関係の極意を披露してくれました。
夫婦ならではの面白エピソードも満載の爆笑対談。
後半もモデレーターは女子マーケ部メンバーの山本ゆきさん、ベルナードいずみさん。
ぜひお楽しみください。
※前半の記事はこちらからどうぞ。
自分の機嫌は自分でとる
自分が年収100万円で健康を害している時に、アフリカの子供のことを考えられないですよね。
こっちが救われたい、みたいになるじゃないですか。
だけど、自分がある程度豊かで、家庭も上手くいってたら寄付しようかなとか。目の前の人にもうちょっと優しくしてあげようって気持ちになると思うんですよね。
だから、できる限り自分を満たして、いつもニコニコしているようにする!
自分の機嫌は自分でとる!
あ、だからと言って、ルイ・ヴィトンのバッグを買うとかはダメですよ(笑)。
そういうのは二人にとってよくないので、浪費は多少してもいいですけど、そういうんじゃない方法でいかに自分を満たせるか。
そういうことを考えてみてほしいですね。
僕でいったら、ただビーチを歩くだけ、散歩するだけで幸せな気分になる。
まずはいかに自分を幸せにするかを考えて、その上で、相手に何ができるかを考えていくのが大事ですね。
お別れも一つの選択肢
相手に何ができるかっていうより、「何してやろうか」みたいな(笑)。
僕個人の意見としては、離婚も悪くないと思いますよ。
そういう時期が人間にはある。
僕と妙美さんも2回目の結婚同士。2回目同士で今、ラブラブです。
人生はそうなる可能性もあるから、離婚が必ずしも悪とは言えないよね。
ちょっとでも愛があるならね。昔、すごく楽しかった時期があって、今はちょっとこういう状態だけど、もしかしたら行動次第でなんとかなるかもしれないっていうことはある。
でも、どうにもならなかったら、お別れでも全然いいと思いますよ。
もうね、ケンカするのはいい方で、会話がないんです。一応、同じ家に住んでるんですけど会話がない。
寝室も別で、食事もほとんど一緒にとらないっていう状態だったんです。
そしたらね、面白いことに父が亡くなった後、母が元気になりだして、活動的になって、なんと76歳で彼氏ができました。
電話する度に、次は道後温泉に行くとか、北海道に行ってきたとか。
一緒に散歩してくれるんで足腰が強くなったんですよ。
コロナにかかったときは、もう歩けないんじゃないかってところまで弱ってしまったんですけど。
今はもうバッチリ歩けるっていう。
離婚でもそういうことってあると思うんですよね。
だから、回復できるんだったら回復を目指したらいいけど、無理だったらしょうがないっていうことを選択肢に入れてもいいと思う。
「彼氏ができました」って(笑)。
爆笑したよね!。最高じゃんって。
何歳でもみなさん、大丈夫ですよ!
今、もし旦那さんと何かあっても、パートナーさんと訳ありでも大丈夫です。
76歳でも恋愛できます!
今、どんな状態でも76歳でも彼氏ができるって思ったら、頑張れる人もいるんじゃない。
で、そういうことが全部あったから、今の妙美さんに出会えた。
母も父との確執とかいろんなことがあったから、今の彼氏と出会えたって考えると、今がどん底でも将来はわからないよね。
だから、自分を満たすって本当に重要やなって思う。
私も坂田に対して、不満とかそんなに出てこうへん。
相手に期待しないのが大事
稼いでこいとか、ちゃんと家事やれとか、期待していると大体裏切られますから。
人は変わらないんだから。
妙美さんも、今はちゃんと起きますけど。
海外にいて、時差のせいで、こちらの時間の朝7時半とかからネット会議があるから起きているだけで、なかったらもうずっと寝ていると思いますし。
別に本質的なところが変わったわけじゃないんです。
食事も大体デリバリーだったりするんで、まったくやらないですし。
洗い物なんてほんのちょっとだけど、それすらできない。
洗濯物も1キロ150円でクリーニングに出すと、翌日には畳まれて返ってきますし。
それで僕は満足しているというか、覚悟しているというか。
本当にね、すごく感謝してるんです。感謝を伝えているし、すごいねってことも伝えてる。
感謝は自然発生しない
どういうことかっていうと、感謝って自然に発生しないんですよ。
妙美さんは親御さんから「感謝がすごく大事だ」って言われて育っていて。
言ってみれば、感謝の練習をずっとしてきた。それが妙美さんの実家なんです。
だから感謝するのは当たり前っていう考え方になっています。
でも普通の人は、何かされたら感謝する、されなかったら感謝しないっていう考え方になっていますよね。
でもね、実際は存在だけで十分、感謝じゃないですか。
横にいてくれるだけで感謝。健康でいてくれるだけで感謝。
にもかかわらず、給料が低いとか、家事をやらないとかって不満が溜まっていくんで。
感謝は言葉から始まると考えてください。
感謝の言葉をかけていると、感謝できるようになりますよ。
妙美さんが経営指南した女性起業家がいるんですけど、その方は、社員にまったくそういう言葉をかけていなかったんですよね。
で、なんで社員がどんどん離職していくんだろう?って。
妙美さんが「ありがとうって言ってる?」って聞いたら「言ったことないです」って。
もう、ちょっとしたことでいいからありがとうっていうといいよって教えて。
LINEの最後にありがとうってつけるとかね。
その人は、面倒だったみたいで「あり」って打ったら「ありがとうございます」って出るように変換登録したって言ってたけど(笑)。
「これ、結構効きますねえ」とか言ってたよね。
私にできないことをみんながやってくれているから。
私の能力が欠落しているところをみんなが補ってくれている。こんなに補っていただいて、ありがとうって毎日思ってる。
だから、「私なんて何にもできない」って思っている皆さんは、「ありがとう」を言える達人になるはずです(笑)。
自分への感謝が溜まっていると、人にも出やすくなるんで。
散歩をした自分に「健康になってくれてありがとう」とか。
ポテトチップス我慢してくれてありがとうとか(笑)。
それ自体は素晴らしいんだけど、メンタルにとっては良くない場合も多いので。
いかに自分をプラスの状態に持っていくかっていうことを考えると、自分に「ありがとう」っていうとかね。
でも、嫌いなところを上回るくらい好きなところを書き出せるようになったら、自分が満たされている証拠だから。
そうするとちょっと旦那さんにも優しくなれるかな。
相手は自分の鏡
こいつ嫌なヤツだなと思ったら、自分にもその嫌なところがあることがわかったり。
自分って、こんな時にこんな対応してたんだっていうのが、見えたりすることもあるよね。
僕が普段、自分を律しているのは、妙美さんがいるからなんですよ。
妙美さんがいるとバランスが取れて、ちゃんとやろうとか。見ててくれるから。
早く起きて運動してっていうのができるようになったりね。
独身だった時はもっと自堕落で、深夜まで酒を飲んだり、よくしていました。
でも今は酒もやめたし、砂糖もやめたんです。
そういうことができたのは、妙美さんのおかげだなって。
甘いの大好きです。コーラも飲んでます。自分に甘いんで!。
あと、父親は酒の飲み過ぎで癌になっているんで、この二つはちょっと危ないなと思ったんです。
私、長寿サラブレッドなんで、めっちゃ油断してます(笑)。
多分、私からお砂糖抜いたら、満たされなくなっちゃう。
パフェ食べたいよー(笑)。
人は期待された人物像に近づこうとする
例えば、私は夫、坂田公太郎を本当に素晴らしい人だと思っていて。
世界一の夫だと思ってるの。決断力もあるし、ストイックに何かを極めようとする姿も素晴らしい!。
それを私は人にも言ったりするのね。「こういう人なんだよ」って。
そうすると、人って自分が認識されている人物像に近づこうとする性質があると思ってるの。
もちろん、本当に素晴らしい人だと思っているから、そう言ってるんだけど、それがさらに極まっていく感じがする。
じゃあ、さっきは母の話をしましたが、祖母の話もしちゃおうかな。
祖母はね、男性を立てる天才だったんですよ。
祖母の旦那さん、僕の祖父ですけど、会社の専務をしていたんで、高給取りだったんですね。
もう二人とも亡くなりましたが、五反田に一軒家を持っていて、バブル期には何億もしたような土地を所有していました。
祖父は社会的な地位もあって世間からも素晴らしい旦那さんですねと言われるよな人物だったんですけど、祖母はというと家事を全然しないんです。
おじいちゃん、朝、自分でお弁当作って持っていくんですよ。祖母は夕食も作ってなかったみたい(笑)。
じゃあ何をしていたかといえば、商店街で奥様友達とおしゃべりしたりとか。
あとはPTAとか自治会とかで委員長になったりとか。人と関わることが好きで、家事は本当にしないんです。
でもね、最後まで二人はラブラブだったんです。
それは何故かっていうのは明確で、祖母は祖父を、徹底して人前で褒めてた。
商店街のママ友でもPTAでも自治会でも、「うちの旦那はよくできた旦那で」って常に言ってたの。
それは本人の耳にも届くから、もうね、男の立場からしたら「よし、やってやろう」って思うわけですよ。
僕もね、沖縄に住んでいた時に、妙美さんに料理作ってましたけど、「天才!」とか言われると「よし、じゃあもっと作ろう」とか思うわけです。
褒めれば褒めるほど、特にいないところで褒めると、男はそれを感じてるんですよ。「世間で言ってくれてるな」って。
わかりますよ、気持ちはね。気持ちはわかりますけど、一番最悪なのがSNSに投稿すること。
これ、一番最悪(笑)。
これも男は感じてますよ、「こういうふうに見られているんだな」とかね。
そうするとね、「この人のためには、そこまでしてあげなくてもいいかな」となっちゃう。
なんか、うるさいから家事やったけど、そこまで評価されないなら適当でいいかとか。
でもね、うちの祖母みたいに夫を褒め続けると、家事もしなくていい、お金はたくさん稼いでくれる。
皆さん、どっちがいいですか?
合理的な選択として、これ以上明確なことはないでしょう。
めっちゃ、共感されました(笑)。
大体みんな旦那に不満、持ってますから。
皆さん、共感いただけるんですけど、そこはグッと堪えてね、なるべく良いことを発信してあげると、回り回って返ってきますからね。
いつもFacebookなどでラブラブな様子を見せてくれる佐々と坂田先生。
- まずは自分を満たす
- 相手を変えようとしない
- 感謝を言葉にする
- 相手を褒める
この4つは皆さん、忘れないように毎日を過ごしましょうね。
この日の定例会では、過去に佐々が主催し坂田先生が登壇した講演のDVDが特別プレゼントとして用意されました。
さらにオマケとして、佐々から「男性を上手に操縦するちょっとしたTIPS」も紹介されました。
でね、夫婦が内覧に来るんだけど、上手い奥さんは
「あなた、ここ素敵ね。ここなら家事頑張れそう」「ここなら幸せに子育てできそう」って言ってね、最終的には旦那さんに決断させるの。
自分の希望を通すんだけど、旦那さんが能動的に選択したように持っていくのがすごくうまい。
あとはね、「これしてくれたら嬉しい」っていうのをちゃんと伝えるのも大事!。
男性は基本、女性を喜ばせたいんですから。
皆さん、今日の定例会で学んだ、言葉の魔法、上手に使っていきましょうね。
※今回の「坂田公太郎×佐々妙美 特別対談」は「こちら」からご視聴いただけます。
次回の定例会
次回の定例会は2024年9月下旬に予定。詳細は女子マーケ部の公式LINEでお伝えしますね。
初めましての方も久しぶりの方も常連さんも大歓迎!。ふるってご参加下さい。
来月もみなさんと楽しい時間をすごせるように準備しておきますね。
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