女子マーケ部

第26回女子マーケ部定例会:特別対談「自分をよろこばせる習慣」

#女子マーケ部  2024.01.04

こんにちは!2023年12月26日(火)にオンラインにて、女子マーケ部定例会を行いました。

 

今回はコミュニティマーケッターとして活躍する田中克成氏と女子マーケ部・部長、佐々妙美の特別対談を開催。

 

陽気な2人が繰り広げる軽快なトークは爆笑の連続で、あっという間の1時間でした。

 

田中氏の近著「自分をよろこばせる習慣」から、明日をちょっと生きやすくするヒントなども紹介され、一年の締めくくりに相応しい時間となったこの対談の様子を、皆さんにお届けします。

 

田中克成氏

◆数千人規模のビジネスコミュニティ、オンラインサロン、クラウドファンディングを企画するなど「コミュニティ作りのプロフェッショナル」として活躍。

◆多数の新人文筆家をプロデュースし、累計発行部数は41万部以上。また考案したカードゲーム「GIFT」は、企業やスポーツチームの研修に採用され、ヨーロッパでも注目を集めるなど多方面で才能を発揮。

◆過去には、リヤカーを引き日本全国を周る行商スタイルで本を売り歩くなど、ユニークな発想がテレビで注目を集める。プライベートではK-1世界王者のメンタルコーチ兼セコンドを務めるなど、枠にとらわれない活動を展開。

◆近著「自分をよろこばせる習慣」は7万部を超える大ヒット。現在はベトナムのダナンで生活。

 

移住早々、パスポートをなくす

佐々
佐々
出会ったのはもう10年前ですかね?

そう、10年くらい前。佐々さんのことはずっと「ポンちゃん」って呼んでるんですよね。
田中
田中

佐々
佐々
今日も「ポンちゃん」でいいですよ。私は「かっちゃん」て呼んでまです。かっちゃんはいま、ベトナムのニャチャンにいるんですよね。

そう。ポンちゃんが多拠点ライフを始めたって聞いてね。東南アジアを転々とし始めたって。

 

で、「ダナンがやばい」って教えてもらったんだよね。それで「オレ、そこに住む!」って。ダナンがどこにあるかも知らないのにwww。

田中
田中

佐々
佐々
ダナンに引っ越す決断をするまで、ものすごく早かったよね。

9月に1回来てみて、すごく気に入っちゃって。で、10月に本格的に来たんだけど、雨季でいきなり台風3連発!
田中
田中

佐々
佐々
何も調べずに行ってるからすごいよね!計画性0パーセントwww

豪雨で洪水で5日間、家から出られなかったwww。

 

それで、友達がダナンから500キロくらい下ったところにあるニャチャンっていうリゾート地がいいっていうから移ったのね。

 

到着した翌日に海に行って、ビーチにスマホとかパスポートとか現金とかクレジットカード置いたまま、40分くらい泳いでたの。そしたら全部なくなったwww。

田中
田中

佐々
佐々
それ無謀すぎるーwww。

無一文だし、パスポートないしで警察に行ったら、中国系の麻薬の密売人に間違われるっていうオチまでついて。
田中
田中

佐々
佐々
アハハハ。

ホテルの部屋に帰って、もうやぶれかぶれな気持ちで YouTubeやったんですよ。すべて盗まれたんだから、もう何もかも断捨離しようと思って。ずっと出版のプロデュースをやってきたけど、「出版塾」も最後にしようと。

 

それでYouTubeやってたら、ポンちゃんが入ってきてくれてね。

田中
田中

佐々
佐々
はい。6ヶ月で受講料1万円という謎の出版塾なので、興味がわいて、受講生になりました。

最初は30人くらいきてくれたらいいなと思ったんだけど、受講希望者が500人超えまして。1000人くらい集まったら何かできそうだなーって。

 

まあ、そんな感じでいまニャチャンにいますwww。

田中
田中

 

「喜ぶ」と「悦ぶ」はどう違う

佐々
佐々
今日の対談ではかっちゃんの近著「自分をよろこばせる習慣」という本についていろいろ聞きたいんですが、まずタイトルの「よろこぶ」がひらがななのには、ちゃんと意味があるんですよね。

この本の中で言っている「よろこばせる」は「悦ぶ」の意味なんです。ご満悦の「悦(えつ)」。

 

よく使う「喜ぶ」は、「欲しかったものをプレゼントしてもらえて、嬉しくて喜ぶ」とか、「好きな人から告白されて喜ぶ」という具合に、外側からやってきた条件が、偶然自分の希望や期待と一致したときに湧いてくる感情に使うんですよ。

 

厳密にいうと「喜ばされた」時に使うの。これって、自分でコントロールできないんだよね。

田中
田中

佐々
佐々
外的要因による嬉しい感情が「喜ぶ」なんだね。

そうそう。つまり外側からやってくる条件が、たまたま自分の希望に一致しないと喜べない
田中
田中

佐々
佐々
「好みじゃない人に告白されても嬉しくない」みたいなね。

一方、ご満悦の「悦」を使う「悦ぶ」は外側の条件は関係ないんです。「これをやっている時間が好き」「こういうことができている自分自身が好き」という具合に、すべてが自分基準。
田中
田中

佐々
佐々
なるほど。

一人カラオケをイメージするといいかもね。一生懸命練習して、「ビブラートが上手にできた、裏声が綺麗に入った」って自画自賛する感覚。別に誰かに聞かせたくて練習しているわけじゃない。

 

誰かの評価なんて関係ない、誰かが提示する条件も関係ない。自分がやっていて楽しい、ワクワクする、なんか嬉しいっていうときの「よろこぶ」が「悦ぶ」なんです。

 

ちなみにこの字、「りっしんべん」に「チョンチョン」って書いて「兄」って書くでしょ。このチョンチョンは昔は「八」の形で書いてたんです。「兌」はもともと「よろこび」や「繋がり」を表すんだよね。

田中
田中

佐々
佐々
うんうん。

さらに説明すると、この文字は「兄が神事を行っている様子」を表したものなんです。昔は長兄しか神様にお供物を差し出すことができなかった。

 

で、神事を行っている兄に神の気が降り注いでよろこんでいる様子を表した文字なの。神と繋がり、心のわだかまりが消えて、魂がよろこんでいる様子を「悦」って言うんだよね

田中
田中

佐々
佐々
そんな意味があったんだー。

だから「悦(えつ)」っていうのは神様と繋がった状態。明治時代くらいまでは「悦る(えつる)」って普通に使ってた言葉なんだよね。よろこんでいる状態とか神気が降り注いでいる状態とかに。

 

それがなぜか「ご満悦」とか「悦にいる」という自己満足みたいな、ディスってる意味で使われる方が主流になっちゃったんだよね。

田中
田中

 

幸せと性格の良し悪しは実は関係ない

これまで数えきれないくらいの数の成功者の方にインタビューをさせてもらっているんだけど、幸せかどうかと性格の良し悪しってあんまり関係ないんだよね。

 

人格者であろうがなかろうが、幸せそうな人はずっと幸せなの。

田中
田中

佐々
佐々
確かに性格と成功ってあんまり関係ないかも。

前は、成功するためには人格者にならなきゃいけないと思ってたんです。「嘘をつかない」とか「時間を守る」とか。
田中
田中

佐々
佐々
そうできている方が理想的だけどね。

そういうのを完璧にできる人が成功者になれるのかなと思ったんだけど、成功者の人、僕のインタビューに平気で遅れてきたりするwww。

 

で、「失敗を人のせいにする人は成功しない」とかインタビューで答えるんだけど、いや、さっき遅刻の理由、言い訳してたよね、みたいな。

田中
田中

佐々
佐々
言ってることとやってること、違うじゃんってwww。

そういう人たちを大勢見てきてわかったのが、その人が幸せかどうかって、性格の良し悪しもお金のあるなしも全然関係ない。

 

じゃあ何がポイントかっていうと「悦」「悦び」を自分の人生の中心に持ってきているの。

 

自分で自分を悦ばせることの達人はいつもハッピー。

田中
田中

佐々
佐々
ネットにめちゃくちゃ悪口書かれても、そんなの見ないとかね。そういう人って、自分に集中してるもんね。

 

真面目な人ほど周囲を気にしちゃう、優しい人ほど自分を責めちゃう。結局そういうことだよね。

本当にそう。経営者で本当の人格者とか、本当にいい人って身近な人とか社員の不幸まで背負い込んじゃったりして、すごい大変そう。

 

「あの会社、倒産しかけているんですか!?。社長、あんなにいい人なのになんで?」みたいなこと、すごい多い。

田中
田中

佐々
佐々
確かに。何人か思い浮かぶ、、、。

もうね、こんなにいい人なのに、なんでこんなに辛い思いしているの?って思う人がいるんだよね。で、よくよく話を聞いてみると、人の不幸まで背負い込んでるんだよね。勝手に「自分の責任かな」とか思い込んで。

 

「自分で自分の実力不足を恨む」みたいなマインドで不幸に落ちていく。

田中
田中

佐々
佐々
そういうパターンの人、いるよね。

逆に、上手くいっている人って、どんなに性格が悪くても自己肯定感がものすごく高いの。自己否定を一切しない。

 

「こんなやつ、1回痛い目にあえばいいのに」と思うような人がいたんだけど、全然痛い目に合わないの。10年待ったけどずっと右肩上がりwww。

田中
田中

佐々
佐々
それは、私も同感!。本当にそう。これまでいろんな成功者に会ってきたけど、ちょっと性格が悪かったりサイコパスっぽかったりする方が成功している例もあるくらい。

 

その人が幸福かどうかはさておき、ちょっと変わっているくらいの方が成功しやすいのかな。

それはあるね。
田中
田中

佐々
佐々
じゃあ、人格を磨くってなんだろうっていったら、自分自身が自分の人生のテーマとして「こういう人間になりたい」と思って、自分のために努力することであって、成功とはなんの関係もないのかも。

そう。もう本当に関係ない。
田中
田中

佐々
佐々
じゃあ、幸せに生きるためには何にフォーカスすればいいのかっていう話しなんだけど、もう「悦」に振り切るのがいいんじゃないかということだよね。

ものすごい成功していて、でもすごく性格が悪くていろんな人を傷つけまくっている人がいるんだけど、そういう人って自己評価がものすごい高い。もう自分のこと人格者だと思ってるの。
田中
田中

佐々
佐々
いるいる、そういう人www。

「いつか痛い目に合うだろう」というくらい性格の悪い人がいて、いろんな人を傷つけていて、10年ぶりに会ったとき、その人、どうなっているんだろうと思ったら、会場までヘリで来たからね。
田中
田中

佐々
佐々
アハハハ。最高やん、それ!。もう、行ききっちゃってる人は落ちないんだね。

そうなの。「悦り切っちゃってる」から落ちないのよ。「悦ってる人」は落ちない!。

 

とことんやり切ると、人って落ち目を見ずに登り続けるんだね。で、そういう人にインタビューするとものすごく自己評価が高くて、自分のことを人格者だと思っている。

 

あー、僕もここまで、振り切ってもいいんじゃないかって思ったんだよね。

田中
田中

佐々
佐々
なんとなくさ、「自分のよろこび」に集中しすぎちゃいけないみたいな価値観を持っている人が日本には多いよね。

 

でも、かっちゃんの研究結果として、「悦にいってる」人ほど幸せになれるし、成功もできるってことだよね。

まあ、成功はね、人それぞれの定義だけど、幸せには確実になれる。今日からなれる!
田中
田中

 

人生を変えたいなら
内面より行動を変えよう

佐々
佐々
この本の中で、私が刺さった言葉をちょっと紹介していい?

 

これはめっちゃいいなって思ったのが、「人生を変えたいなら、内面を変えようと頑張るよりも、まず行動を変えてしまった方が、圧倒的にスピーディです」っていうの。

 

これ、簡単に書いてるけど、すごい深いことを言っているなって思ったのね。行動を変えるって結構、大変じゃない。簡単なようで難しいよね。変えたくても勇気が出ないっていう人もたくさんいる。

 

かっちゃんみたいな人がそばにいて、背中を押してくれればいいけど、そうじゃない人はどうしたらいいの?

よくさ、帰り道をちょっと変えてみるといいとかいうじゃない?。あれって意味あるのかな?

 

いつも右に行っていたところを左に行ってみるとか。僕はリヤカーで日本一周しちゃうタイプだから、あんまり意味ないんだけどwww。

田中
田中

佐々
佐々
それはさ、かっちゃんが「選択すること」に慣れているからだよね。でもあんまり選択することに慣れていない人には、いい練習になるんじゃない?

 

小さなことから「選択すること」に慣れていくといいよね。普段、あんまり選択する機会がないと、行動の変化自体が怖いっていう人もいると思う。

 

そういう人は、いつもと違う道、いつもと違う行動で、小さな変化や選択に慣れていく練習をするといいと思う。

 

マイルールが引き寄せる小さな自信

この本にも書いたんだけど、「マイルールを守る」っていうの、いいと思うんだよね。これは昔、サラリーマンだった時の経験からきているんだけど、当時は毎日がパターン化されていて、もう、うんざりしてたの。

 

毎日、「何時になったら何をする」っていうのの繰り返しで。「あぁ、もうこの人生嫌だ」っていう気持ちでいたから自己肯定感も、ものすごく低くて。

 

そんな時に僕がやり始めたのが「赤信号で止まる」っていうマイルール。

 

当時、職場が東京の青梅っていうところだったんですよ。青梅市って知ってます?

田中
田中

佐々
佐々
田舎だよね(住んでいる人いたらごめんなさい)。

道を歩いていると信号がたくさんあるの。車、全然通らないのに。「なんでここに信号機つけたの?」って思うくらいたくさんあって、車もそんなに通らないから「一体、誰を守るための信号?」って思うくらい。

 

だから、誰も信号を守らない。みんな駅までノンストップで歩いていく。僕も営業で外回りに行く時、そうしてたんだけど、あるとき、「赤信号で待ってみよう」って思ってね。「信号を守る」っていうマイルールを作ったの。

田中
田中

佐々
佐々
えー、なんで?

何か一つくらい、自分で決めたことをちゃんと守れる自分でいたいって思ってね。信号くらい守れるかなって思って。

 

でも、もうソワソワしちゃって、待っている間。

田中
田中

佐々
佐々
みんなはどんどん素通りしていくわけでしょ。

そう。赤信号で止まるのは当たり前なんだけど、なんだか止まっているこっちがバカみたいな感じになっちゃって。

 

頭おかしい人がいるって思われているかなとか考えたら「どうしよう、どうしよう」って思って、もう無視して渡っちゃおうかなって。でももうちょっと待ってみようかなと考えながら、頑張って待っていたから、青信号になった瞬間はすごく嬉しかった。

 

「やった!ちゃんと待てた!自分の約束守れた!」みたいなねwww。

田中
田中

佐々
佐々
そこによろこびがあったんだね。

当時は自己肯定感が底をついていたから。営業だったんだけど、全然売れなくて。信号が青になるまで待てたっていうことで自信がポッて湧いてくるわけ。

 

駅まで残りの信号も全部待って、それを2〜3日繰り返して。本当に嬉しかった。「弱い自分に打ち勝てた」っていうのが嬉しかったんだろうね。

田中
田中

佐々
佐々
なるほど。

当時、飛び込み営業した先でシカトされたり水かけられたりとかもあったんだよね。
田中
田中

佐々
佐々
ええー!?

一番辛かったのは無視だよね。こっちが営業に来たってわかった瞬間に全員で無視。退散するタイミングも掴めなくなっちゃって、辛くて辛くて心が折れちゃったんだよね。

 

でも、青信号を待てるようになって、ちょっと自信が回復してきた時に突然ひらめいたんですよ。既存のお客さんのところに挨拶に行ってみようって。

 

せめて自分の担当エリアのお客さんには挨拶しておこうって。

田中
田中

佐々
佐々
それはいいね。

お客さんのところに訪問すると無視されないの。「どうしたの?」って言ってもらえるの。どこに行ってもちゃんと相手してもらえるの。「ああ、自分はここに存在している。いける。」って思えた。

 

それですごく自信がついてね。そういう訪問を繰り返していたら、紹介紹介で契約が取れるようになった。

田中
田中

佐々
佐々
えー、すごい!

営業って全国で2000人くらいいて、最初の2年間はずっとビリ。で、3年目から既存顧客を回るっていうのをやり始めたら、ついに紹介契約数が全国1位になった!
田中
田中

佐々
佐々
すごっ!それ、すごくないですか!

やったことっていったら、辛かった時にちょっとパターンを変えてみただけなんだよね。信号を守るっていう。
田中
田中

佐々
佐々
パターンを変えることで小さな成功体験を積み重ねて、地の底に落ちた自尊心を少しずつ回復させて、いい結果に繋がったんだね。

当時、自分にとっては「赤信号で止まる」っていうのがマイルールだったんだよね。今でもいろいろしんどい時はあるけど、赤信号で止まるたびに「大丈夫、ちゃんと止まれてる。赤信号で止まれているオレ、絶対大丈夫」って思えるwww。
田中
田中

佐々
佐々
そこで「悦れる」んだね。赤信号でwww。

 

でも、ベトナムって信号、全然ないじゃんwww。

そうなの。信号がまずない。あったとしても信号に関係なくタイミング見て渡っちゃわないといけないから、そろそろマイルール変えなきゃwww。
田中
田中

佐々
佐々
今の話ってすごく多くの人にヒントになると思う。自信のない人っていっぱいいると思うんだけど、自分で決めた本当に小さなルールでいいから守ることで「悦る」。守れたことに悦る。そうやって自信を育てていくことってできるよね。

そう。だから帰り道を変えることができたら、「道を変えられた自分」に悦る!
田中
田中

自己犠牲の他者貢献は恨みに変わる

佐々
佐々
この本に書かれていることで「超自己中心主義」っていうのもすごく大事だなと思った。誰かに何かをしてあげるときに、「してあげている」ではなく「自分がしたくてしているんだ」っていう考え方。日本人はこういう考え方、苦手かなって思う。

今回の本は「自分をよろこばせる習慣」なんだけど、今度2冊目を出す予定で、テーマが「相手をよろこばせる習慣」なの。みんな「相手をよろこばせる」っていう文脈、好きじゃない。
田中
田中

佐々
佐々
そうだね。

でも、自分をおざなりにして、自己犠牲のもとで行う他者貢献って、結局恨みに変わっちゃうんだよね。

 

お客さんに刺されるホストってこのパターンだよねwww。

田中
田中

佐々
佐々
お客さんが「私はあなたにこれだけしてあげたのにー!」って恨みを抱くやつねwww。

「してあげている」っていう感情はフェイクだよね。「自分がしたくてしている」っていう感情まで引き下がらないと。
田中
田中

佐々
佐々
その「引き下がる」っていう考え方、面白いよね。その発想、なかなかないよね。

「してあげている」って思いながら人に何かをするのってしんどいんだよね。悶々としながらやってあげていることって、絶対みんなあるでしょ。
田中
田中

佐々
佐々
多分、誰もが経験あると思う。

これだけしてあげているのに、全然あの人に響かないんだけど」とか、「こんなにしてあげているのに感謝がないっておかしくない?」とか。

 

これね完全に、やりすぎなんだよね。

田中
田中

佐々
佐々
「やりすぎ」の合図だよね、そう思い始めたら。

完全にやりすぎの合図。だから、ここまではできるけど、ここから先はやらないっていう自分の領域を見つけないとイライラするでしょ。

 

イライラしている時は悦れないじゃない。

田中
田中

佐々
佐々
そやなー。

あとさ、何かをしてあげている時って自分の中に「悦」ポイントがあるでしょ。やってもらっている方にも「悦」ポイントがあるわけ。

 

でも、僕は「してあげている感」を強く出されると「うざいよ」とか思っちゃうわけ。

田中
田中

佐々
佐々
わかるーwww。

「頼んでないよ」っていうね。これはもう、完全に余計なお世話なの。

 

この間、ベトナムでパスポートを無くした時はめちゃくちゃ大変だったけど、僕、状況を楽しんでたわけ。冷静に見てくれたら僕、楽しんでいるのがわかるはずなのよ。対処が終わった後は、状況を楽しんで投稿あげたりしてたし。

 

なのに、めちゃくちゃメール送ってくる人とかいてね。

田中
田中

佐々
佐々
心配してね。

めちゃくちゃメール送ってきて「ここに連絡してください」とか「ここに連絡してありますんで」とか送ってくるわけよ。

 

頼んでねーよってwww。「いや、もうそこには自分で連絡済みだから。まず俺に確認して」って。

田中
田中

佐々
佐々
そうだよね。先に確認して欲しいよね。

こっちは、悦っちゃって、なんなら「この状況で悦れるオレ、サイコー」くらいの感じで、楽しんでいる様子を投稿にいっぱいあげてるのに、政府に近い人とかに勝手に連絡されちゃって。

 

なんか、もうややこしくなるじゃない。

田中
田中

佐々
佐々
そういうことって、きっと日常にもあるよね。

 

程よい「してあげる」には
マーケティング力が大事

「自分がしたくてしている領域」って「本当に相手がして欲しいことですか?」っていうね。

 

やってあげたのに感謝されないとかレスポンスが悪いっていうことは、相手の「悦」を侵害している可能性があるよね。

 

だって、相手はよろこべてないわけじゃない。

田中
田中

佐々
佐々
そやねー。

だから自分の「悦」と相手の「悦」は違うということをわかった上で、相手が本当に求めているものは何なのかを観察したり推測したりする能力が必要じゃない。

 

これって絶対マーケティング力だと思う。

田中
田中

佐々
佐々
確かに!。全然、お門違いのことされても喜べないもんね。

全然、喜べない。だから「してあげている」っていう領域って、相手が期待していた喜怒哀楽の「喜」を与えられていないんだよね。

 

ポンちゃんはちゃんと考えてくれるじゃない。僕の自己紹介が長いのを知っているから、ちゃんと「30秒でわかる」みたいにまとめてくれたり。

 

しっかりマーケティングした上で今日を迎えてくれたりする。そういうの、やっぱり心地いいなって感じるよね。

 

これって、本当にマーケティング力だよね。

田中
田中

佐々
佐々
確かに「してあげている」感が強い人ってマーケティングが下手なのかも。

 

相手が何を求めているかを察知する能力ってマーケティングと一緒だよね。

一対一で察知できない人は、お客さん相手にマーケティングもできないと思う。

 

そういう人は、多分コミュニケーション能力も低いから、また連絡しようと思わないよね。

田中
田中

佐々
佐々
じゃあ、次の本は「相手をよろこばせる」を追及していくと、マーケティング力も上がるよっていう内容になるのかな?

そうだね。相手をよろこばせる時に自己犠牲はダメ。自分がやりたいことじゃないとダメ。

 

まず自分がよろこんでいる状態で、相手にどこまでできるかが、自分の器でしょ。その自分の器は徐々にしか育たないから。

 

4人家族なら、子どもをよろこばせる。奥さんをよろこばせる。これが会社のためにできるようになったり、地域のためにできるようになったりと、どんどん大きくなっていくと、経営者として売り上げや規模が大きくなっていくと思うんだよね。

田中
田中

佐々
佐々
そうだよね。最初は一番身近な人をよろこばせることに集中すれば、きっとよろこばせることが上手になるよね。

そう、上手になっていく。

 

ただね、今回「自分をよろこばせる習慣」を77個あげてくださって言われた時は、すぐにパパッとかけたの。僕、自分をよろこばせるプロだから。

 

でも、相手をよろこばせる習慣を77個あげてくださいって言われた時、2個しか出てこなかったwww。

田中
田中

佐々
佐々
えーwww、2個!

でね、ポンちゃんに聞きたいんだけど、ポンちゃんは相手をよろこばせる時って何を意識してやっているの?

 

ポンちゃんの仕事はエンドユーザーもよろこばせなきゃいけない、企業さんもよろこばせなきゃいけない。どっちかだけではダメでしょ。そして、自分もよろこばせなきゃいけない。

田中
田中

佐々
佐々
私は「誰かがよろこぶ」っていうこと自体が私の「悦」なの。自分が起こした行動で、相手がよろこんでくれると、それで悦れる!。もう、それだけでドーパミンが出るwww。

 

例えばクライアントさんの会社が新ブランドの立ち上げでものすごく大変だったら、私が今いるバリから「身体に気をつけてくださいね」っていう動画を撮って送ったりしてる。

 

そしたら、すごく喜んでくれてね。「さすがですね!嬉しいです!」って。

 

法人企業でそんなことするところ他にないので、感動されたみたい。

 

自分ももらったら、すごい嬉しいと思うし。

それ、もらったらすごい嬉しいと思う!。

 

僕がホーチミンにいた時も連絡くれたじゃない。パスポート盗まれて、入国管理局に行かなくちゃいけないからホーチミンに行ったんだけど、ものすごく嫌で。

 

ダナンはあんなに素敵なところだったのに、ホーチミンは臭いし、野良犬には吠えられるし。もう嫌だって思っていた時、ベストなタイミングでポンちゃんからメールが来た。

田中
田中

佐々
佐々
宿がハズレだったんだよね。

取る宿、取る宿、みんなハズレ。最後の宿ではトコジラミに噛まれて。そしたらポンちゃんから連絡が来て「かっちゃん、宿探したろか?」ってwww。

 

もう本当に宿選びに自信なくしてたから。「ポンちゃん、頼むー!」って。

 

もう僕のニーズにぴったりだったわけ。

田中
田中

佐々
佐々
www。連続でやばいことになってるなって心配になってね。これはもう、自分で宿を選べないんだろうなって。

あれって、いろんな人をFacebookとか見ながらチェックしてるの?
田中
田中

佐々
佐々
そうだね。Facebookとか見て、「この人、相当困っているな」っていうタイミングでメッセージすることはあるね。

 

あとは、私の知り合いがたくさんいる国に行っている人で、誰かと繋いで欲しそうだなと思ったら「紹介しましょうか?」って聞いてみたり。

ちゃんと、Facebookとかチェックしているんだね。
田中
田中

佐々
佐々
まあ、その人との距離の近さにもよるけど、この人にこういう情報を伝えたら役立つかなとか、考えながらチェックしている部分はある。

 

その情報が必要かどうかは相手に自由に判断してもらっていいんだけど、参考になるかなと思って連絡したりっていうことはしているよ。

それってすごいよね。
田中
田中

佐々
佐々
でも、うちの夫に「人との距離感がバグってる」ってよく言われるwww。そんな大御所すぎる人に連絡するの?って驚かれたり。

 

距離感がバグってるから、全員に受け入れられているかはちょっとわからないけど。

でも、外さないでしょ。怒られたりはしないでしょ。
田中
田中

佐々
佐々
うん。それはないよ。

相手のことをよく観察しているんだろうね、常に。
田中
田中

佐々
佐々
そうなのかな。私の趣味でもあるんだけど、目の前の人のビジネスとか人生がもっとよくなるには、どうしたらいいだろうって考えることが好きなんだよね。この人とこの人が繋がったら面白いだろうとか。

したくてしてる領域だよね?
田中
田中

佐々
佐々
そう、したくてしてる。この会社もそれで立ち上げたようなものだし。

 

趣味みたいなもの。自分のエゴだよね。「悦」だよ「悦」www。どうしたら目の前の人がもっとよくなるかを、勝手に考えたりとかwww。

じゃあ、本当に「悦」を中心にできているってことだね。
田中
田中

佐々
佐々
うん。結構、気持ちが自分に集中しているから、人からどう思われているかはあんまり気にしない。

僕は昔は、周りの目が気になってた。男だからさ、稼ぎがいくらとか。周りにどう思われているかとか。

 

成功者に嫌われたらやっていけないんじゃないかとか。気にしてた時期があったよね。

田中
田中

 

人脈は少なくていい

佐々
佐々
でもさ、人脈って、めっちゃ少なくてもよくない?

そう。本当にその通り。
田中
田中

佐々
佐々
気持ちいい人とだけ付き合えばいいじゃんって思っている。

僕の場合は、僕自身が時間に必ず遅れちゃうとか、ダブルブッキングしちゃうとかっていうのが頻繁にあって。そもそも約束したことを覚えていられないとか。常に事件を抱えていてwww。

 

これをなんとかしなきゃいけないって思っていた時は、やらかす度にへこんで、自己肯定感が下がってたんだけど。でももういいや、逆にブランディングにしようと思って、「時間、守れないんですよね」っていうのを最初から宣言してる。

 

そうしたら、遅刻してもみんな「想定内だから大丈夫だよ」って言ってくれるwww。

田中
田中

佐々
佐々
みんな、それを受け入れた上で付き合ってくれてるんだ。

そう。みんな僕の遅刻は想定内だから。大御所が僕にリマインドメールくれたりとか。

 

そうやって宣言しておくと、「時間を守れないヤツは仕事できない」みたいな考え方の人は、自分から離れていってくれる。トラブルになる前に離れていってくれる。

 

で、「そういう価値観も面白いよね」っていう「超いい人」たちだけが残ってくれるwww。

田中
田中

佐々
佐々
最高やんwww。

うん。だから怒られない。

 

よく「怒られるうちが花」とかいうけど、あれは嘘。絶対怒られなくなってからの方が楽しいもん。

田中
田中

佐々
佐々
かっちゃんの本の中にも「できないことを宣言する」とか「ちゃんと言えることが大事」って書いてあって、本当にその通りだと思う。これはみんなにも真似して欲しい。

 

良く思われたくて、なかなか言えないことってあると思うけど、できないことはできないってちゃんということは、すごく大事だよね。

 

人生を楽しく楽に生きるにはすごく大事なことだなって思う。

うん!
田中
田中
佐々
佐々
みなさん、ぜひ「自分をよろこばせる習慣」、読んでみてくださいね!

 

経験豊かな2人が繰り広げる爆笑対談、いかがでしたか?。「悦る」「マイルール」「できないことを宣言する」など、人生を楽しく生きるヒントがたくさん紹介されました。

 

ぜひ、みなさん、できそうなものから生活に取り入れてみてくださいね。

 

この対談の様子はこちらでご覧いただけます。

 

女子マーケ部メンバーになると、過去の定例会の様子もメンバーページから視聴可能です。女子マーケ部は参加費無料のコミュニティなので、視聴したい方はこの機会に、ぜひご参加ください。参加方法はこのページの最後に記載しています。

 

田中克成氏著「自分をよろこばせる習慣

★何よりもまずは「自分のため」ファーストで
★自分を大切にしたくなる77のシンプルな習慣
★日常によろこびが増えるキーワードは「悦」

※Amazon会員は現在、Kindle版を無料で読むことができます。

 

女子マーケ部とは

女子マーケ部は参加費無料の女性限定コミュニティ。「あったらいいな」や「これ不便だな」と感じるものを商品化したり、企業にアイデアを提供したりといった活動を行っています。

 

企業にとって、女性たちの率直な声は非常に重要。女子マーケ部員はクライアント企業の会議に参加したり、商品モニターになったりすることもあります。

 

自分が企画に携わった商品が店頭に並ぶと、誇らしく思えて、嬉しくなりますよね。女子マーケ部は、みなさんの夢のお手伝いのために立ち上げたので、会員になったらどんどんやりたいことを提案してください。

 

また、部員同士で愛用アイテムを紹介しあうなど交流や情報交換も活発。無料プレゼント企画やオリジナル商品の開発などワクワクする企画が目白押しです。

 

女性がもっとイキイキと生きられる社会、活躍できる未来を目指して、面白いことをどんどん提案・実現していくのが女子マーケ部。まだ会員になられていない方は、ぜひ毎日をワクワクさせる大人の部活に参加しませんか?

 

次回の定例会

次回の定例会は2024年1月29日(月)の20時から。初めましての方も久しぶりの方も常連さんも大歓迎です。

メインコーナーは現在検討中。来月もみなさんと楽しい時間をすごせるように準備しておきますね。

次回もたくさんのメンバーにお会いできることを楽しみにしています♪

ご参加いただいたみなさん
\ありがとうございました!!/

Pick Up!女子マーケ部はまだまだメンバー募集中!
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