お金は?メンタルは?ビジネストラブルが起きても慌てないために今できること

佐々妙美部長の体験談をもとに、「トラブルの乗り越え方」をお届けした女子マーケ部10月の定例会。
前半は、「仕事を依頼するときには相手のキャパシティをしっかり見極める」、「普段から業務をマニュアル化しておく」など具体的なトラブル防止策をお伝えしました。
後半はトラブルが起きても困らない体制づくりや、自分の特性に合った働き方の見つけ方を紹介します。
前半の記事はこちらからお楽しみください。
ビジネストラブルはどう防止する?困難を好機に変えて乗り越えていくには
目次
十分なキャッシュがあれば心に余裕が持てる

私のビジネスにおける価値観からしたら、迷惑をかけて終わるというのは責任感なさすぎて耐えれないから。だから、大きなトラブルだったけど、誰にも迷惑をかけることにならなくて良かった。
お金のトラブルってこれまで起きたことがなかったので本当に勉強になりました。あと、トラブルが起きても会社の運営に影響が及ばないように対策を立てておくこともすごく大事だなって思いました。
これは会社だけじゃなくて、個人でお仕事している人も同じだと思うんだけど、トラブルに備えるには「キャッシュがどれくらいあるか」って大事なんだよね。キャッシュが十分あることって心の安定にも繋がるから。
うちは内部留保が十分あるので、突然1000万円規模のトラブルが起きても問題なく対処できたんだよね。これが「明日の支払いどうしよう」っていうような状況だと、心の負担も大きかったと思う。
だから普段からキャッシュフローをしっかりしておくことって大事。これは個人でも同じで、普段から投資とかをちゃんとしてお金の管理をしておくと、トラブルが起きても心のダメージが少なくて済む。
よく企業の規模を説明するとき、売上額を言ったりするけど、重要なのはどれだけ現金が手元に残るか。粗利が重要やから。売上が1000万円ですって言ってる個人事業主の方がいたら「すごい」って思うかもしれへんけど、その人の手取りが300万円ですってなったら、「あかんやん」ってならへん?
銀行ってよく「晴れてる時に傘を差し出して、雨が降ってる時に取り上げる」って言うやん。あれ本当で、お金に困ってる時に銀行に行ってもお金貸してくれないから。資金回りが良い時に銀行に行って、「こういう事業したいんです」って言ってお金を借りておくと、いざという時に倒れない会社になる。
私は沖縄に住んでた時に会社を作って、本社は今も沖縄だから沖縄銀行で借入をしてるんだけど、毎月、金利を足して返済すれば良いだけのことやから、資金的には余裕があって。そういう状況を整えておくって本当に重要。
私は毎月、月次決算でお金の出入りをちゃんとチェックしてるのね。月単位でいくら入ってきて、いくら出ていったかって。だから銀行にお金がいくら入っているかも常に把握してる。ちゃんと把握できてると精神的にも余裕が生まれるよね。
そういう数字の管理って私は本当は苦手やけどね(笑)
たとえば、トラブルで訴えられて裁判になったとき、結局裁判って資金的な体力のある方が勝つから。資金的に余裕があると、相手が裁判するって言っても、「負けへんで!」って余裕を持って対応できるやん(笑)
だから普段からお金の面での守りをしっかり固めて、ビジネストラブルに備えておくってすごく重要やね。
たとえばリーマンショックの時って連鎖倒産する企業がいっぱいあったの。黒字経営で翌月の支払いがちゃんと入ってくれば問題ないんだけど、それが入ってこなくてキャッシュアウトする企業がいっぱいあったんだよね。
そういうふうに、支払ってもらえなくなったことで倒産する会社を守るためにできたのがその共済制度なんよね。「支払ってもらえない、ヤバい」ってなった時には掛け金の10倍まで借りられるとかっていう仕組みがあって。
600万円積み立ててたら6000万円まで借りられるとか。そういうのを私は利用しているので、いざとなった時の予防線はガッチリ張ってます(笑)
ビジネスだけじゃなく人生のトラブルがあった時にも、そんなふうに考えてもらうと良いんじゃないかな。
成功者はみんなトラブル経験者

だから、私はすごく平凡で、「平凡でも成功するぞ!」って思って生きてきたんだけど、トラブルの経験で、ちょっと足元くらいには近づいたかなって(笑)
知っておけば対処できる

画像引用:神田昌典公式サイト
神田先生はこれまでいろんな人をコンサルしてきて、大企業のサポートとかもしてきてたりしていて、見つけ出した法則みたいなものをこの本に書いてるんよね。物語調ですごく面白く読めるねん。読んだことない方はぜひ! 特にビジネスをやっている方には必読書なので。
「ビジネスではこういうことが起こる」、「こういうタイミングでこうなる」、「こういう前触れがある」とか全部書いてんねん。神田先生が言うには、そういうことは「避けられないもの」なんだって。だから起こっちゃうんだけど、先に知っておけば対処できるもんね。
なにも起きない人生はつまらない


だからって、トラブルが良いってことじゃないけど、ちょっとは困難があったり、難しいことに挑戦したりとか、そういうこともゲームで敵が出てきたりと同じ。テトリスでカタカナの「ト」みたいな形のが落ちてくることあるやん。「これ、どこにハマるんかな」みたいなやつ。
そういうことがある方が人生も面白いのかなと思っております。まあ、トラブル真っ最中の時は「ハァ?」とかなってたけどね。
でも、そういう感情が湧くのも悪いことじゃない。「ハァ?」ってなった時は怒り切るのも大事。そういう気持ちを溜め込まずに一回全部出して、出し切ったら、「この経験にはどんな意味があるんだろう」、「ここから何を学べるんだろう」っていうのを考えていくのが良いと思います。
私が経験したトラブルは、ゲームの途中で「中ボス」が出てきたっていうくらいの感じかな。「ラスボス」ではなくてね。
メンタルの安定とビジネスの安定ってけっこう一致

ちょっとしたことでいちいちショック受けてたら、お仕事進まへんやん。ストレス耐性がないと大変やと思うから、メンタルの安定ってすごい重要なことやなって思う。メンタルが安定した状態で物事を捉えるってビジネスをやる上で大切なことやね。
メンタルが強くなきゃいけないわけじゃない

最近は「note」みたいなサービスで教材作って売ってる方とかいらっしゃるやん。その方は動画編集のソフトみたいなのを作って売ってるのかな。なんでそういう働き方をしてるのかなっていったら、その方、コミュニケーションが苦手で、うつになったんやって。で、今の働き方に変えたそうなんやけど、それってストレス耐性が弱いからこそ見つけた働き方やん。
そういう方法もあるから、一概にストレス耐性が強くなきゃビジネスできないわけじゃない。その人は「人とやり取りしたくない」、「納期が決まってる仕事はしたくない」っていうことで考えたのが、自分で編集ソフトを作って売るってことやったんよね。
それがメチャクチャ売れてセミリタイアしたみたい。
私はストレス耐性が高めで、人とのコミュニケーションが取れるタイプだから、逆に仕組み化が進まんっていう部分がある。だから、自分の弱みを仕組み化するってすごく大事。
だから、そのXの人みたいに、「コミュニケーションが苦手」、「納期がイヤ」ってなったら、人とコミュニケーションを取らなくてよくて、納期がない仕事を見つければ良いわけ。自分で作ったものを売るっていう自販機みたいな仕組みを作ったら良いんよね。

画像引用:Udemy公式サイト
※Udemy:「学びたい人」と「教えたい人」をオンラインでつなぐ、世界最大級の動画学習プラットフォーム。
だから自分の弱い部分を仕組み化するっていうのを、ぜひ考えてみてもらいたい。私は事務作業が苦手で、ムチャクチャ抜けまくってますから、そこはユキさん、イズミさんが補ってくれてて。私は自分が得意な営業に時間を使っていくっていう形でやってるから、うまく回ってるなって思う。ちゃんと「苦手」を手放してるから。
自分の特性を活かした働き方を

画像引用:ウェルスダイナミクス公式サイト
※ウェルスダイナミクス:個人の才能を活かして富を築いていくためのプロファイリングシステム
8個くらいの特性に分類分けしてくれるんだけど、私は「スター」っていう特性で、何かを広めたり拡散したり、新しいことを発想したりっていうのが得意なタイプ。逆に全体設計とか何かをコツコツ運営するっていうのが苦手なタイプやねん。
ユキさん、イズミさんは私の苦手な部分を補ってくれるような特性を持っているので、一緒に組むとメチャクチャいい。そういうふうに各自の特性を見てチームを組むっていうようなことを私はやってる。それで助けられております。私と同じタイプばっかりいると、何も進まへんもん(笑)
イズミさんは「ディールメーカー」っていう交渉が得意なタイプで、イズミさんにお仕事をお願いすると、イズミさんの元に集まってくれている人にうまく振り分けてくれて、あっという間にチームを作ってくれたりしてるよね。サラッとチームを作ってくれて、そんなこと、なかなか簡単にはできないからすごいなって思ってる。「さすがディールメーカー!」って。
ウェルスダイナミクスは自分の強みと弱み、両方知れるからいいよね。
テトリスで真っ直ぐな棒が落ちてくるだけで楽しいですか?っていうね。そういうことを経験しながら、ちょっとずつ成長していくのが楽しいので。
トラブルがあっても乗り越えた後には「話せるネタが増えたー!」と笑う妙美部長の軽やかな生き方は、ぜひマネしたいですよね。「困難を乗り越えてちょっとずつ成長するから人生は楽しい」というバイタリティも身に付けたいもの。
トラブルが起きないように業務を仕組み化したり、相手のキャパシティを考えた仕事の割り振りをしたり、トラブルが起きたときに動揺しないようキャッシュをしっかり管理したりといったことは、ぜひみなさん、すぐにでも取り組んでみてくださいね。
活動報告
大成功のミステリーショッパー

指定の商品を店舗に買いに行き、陳列の様子を写真で報告していただくミステリーショッパー。会員の皆さんに楽しんで参加していただき、クライアント企業さんにも大いに喜んでいただくことができました。
皆さんに出していただいたご意見も、すごく参考になったと言っていただけて、本当に皆さんのご協力のおかげです!
こういうのってクライアント企業さんの社員さんが全国を回って見に行くことはできないので、女子マーケ部ならではの調査になったなって思っています。
今後も皆さんがどんどんポイントを獲得していける仕組みを作っていきますので、楽しみにしていてくださいね!
実はクライアント企業さんにとって便利な仕組みも考えていて、それがうまくいったら、案件もどんどん増えていくと思います! 女子マーケ部はこれからもっと面白くなっていきますよ!
今後も楽しい企画をたくさん提供していきますので、お友達も誘って、ぜひ女子マーケ部にご参加ください!
次回の定例会
次回の定例会は11月末を予定。詳細は女子マーケ部の公式LINEでお伝えします。
初めましての方も久しぶりの方も常連さんも大歓迎! ふるってご参加下さい。来月もみなさんと楽しい時間をすごせるように準備しておきますね。
ご参加くださったみなさん
\ありがとうございました!!/

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「女性のチカラが世界を変える」「女性は”楽しむ”が仕事」をテーマに活動する女子マーケ部は、参加費無料の女性限定コミュニティです。
女性ならではの視点や発想力を必要としている企業さまに、アイデアを届けたり、企画会議に参加したり、商品開発のサポートをしたり。
多岐にわたる活動を通し、メンバーみんなで楽しみながら企業や社会に貢献しています。
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