女子マーケ部

ビジネストラブルはどう防止する?困難を好機に変えて乗り越えていくには

#女子マーケ部  2025.11.14

思わぬトラブルで落ち込んだ経験は誰しもありますよね。人生でもビジネスでも、毎日一生懸命生きていれば、何かしら問題は起こるもの。

 

順風満帆に見える佐々妙美部長にも、実は大きなトラブルの経験があるんです。

 

女子マーケ部10月の定例会では、妙美部長がトラブルを未来の糧にする方法や、トラブルが起きてもメンタルを安定的に保つ方法について、体験談を交えながら赤裸々に語ってくれました。

 

ビジネスをしている人にはもちろん、していない人にも参考になるアドバイスが満載! どうぞお楽しみください。

 

 

1000万円の損失は「富裕層への入会金」

ユキさん
ユキさん
今日は、ビジネストラブルをどう乗り越えていけばいいかを妙美さんに伺っていきます。

 

生々しい話も出していきますよ!(笑)
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
早速ですが、これまでのお仕事人生で最大級のトラブルがあったとか、、、。

 

そうなんですよ(笑) 仕事を依頼した企業との話し合いがうまくいかなくて、1000万円規模の損失を被ることになったということがあって。「これは弁護士を入れなきゃいけないな」っていう状況を経験しました。

 

流石に普段ポジティブな私もダメージがきましたね。メンタルはなんとか維持しましたけど、体にダメージがきて体調を崩してしまって。

 

でもね、そのトラブルの後に元気が出る経験もありました。ドバイで日本人の起業家さんの集まる大きなイベントがあって行ってきたんですね。そこに、「ユダヤ人大富豪の教え」っていう本を書いているベストセラー作家の本田健さんがゲストでいらしてて。

佐々妙美
佐々妙美

 

画像引用:本田健公式サイト

その方が登壇されてて、質疑応答の時間があったんで質問させていただいたんです。「大きな損失を出すトラブルがあったんですが、これはどう捉えたらいいですか?」って。

 

そしたら本田さんが、「だいたい富裕層向けのスポーツクラブなどの入会金って1000万円くらいなんですよ。だからその損失額の1000万円は『富裕層への入会金』だと思えばいいんですよ」っておっしゃって(笑)

 

私的には「キターッ!」って感じでテンション上がって、元気になりました! 私の気持ちを一瞬で切り替えてくださって、さすが、世界で講演されている方は違うなって。

 

それで講演会の最中に本田さんが「この中で富裕層への入会金1000万円をすでに支払った方(1000万円の損失を出したことある方)はいますか?」って会場にいる人に聞いたら、100人くらい手を挙げてたんですよ! 「めっちゃ仲間、おるやん」って嬉しくなりました。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
世界で頑張ってる起業家の皆さんは、いろんなことを乗り越えていらっしゃるんですね。

 

そやねん。さらに本田さんが「では、超富裕層への入会金1億円をすでに支払っている人(1億円の損失を出した人)はいますか?」って聞いたら30人くらい手があがって。

 

それくらい損失出せるような大きな規模の事業に挑戦されてる方が、いっぱいいらっしゃるってことなんですよね。

 

うちの会社は、何かあっても対応できるようなキャッシュフローの体制を普段から取ってるんで、1000万円損しても、会社が傾くっていうことは全然ないんで大丈夫なんですけど。でも大きな金額なので、私的にはすごく反省していて。

 

トラブルと同じタイミングで、バリ島で洪水にあったんですよ。それで、住んでいたヴィラで1階から2階の部屋に引っ越ししたんですけど、本田さんから、「人生のステージも一段階、変わるタイミングかもしれないですね。これまでのビジネスを見直す良い時なのかもしれません。だから今回、トラブルを経験して何を感じたかしっかり振り返ってみてくださいね」って言われて。

 

なので今、私なりに感じたことなんかを書き出している最中。失敗しても、そこから気づきや学びを書き出して、今後の糧にするってすごく大事だなって感じています。

佐々妙美
佐々妙美

 

ビジネス相手は人柄だけで選んではダメ

これまで私は性善説で生きてきて、人柄的に良いなと思える人に仕事を頼みたいっていうのがあって、やってきたんですね。

 

でも、人にはそれぞれキャパシティがあるので、その人のキャパシティを超える仕事を発注してしまったっていうのは私のミスだなって感じていて。最初に相手の能力やキャパシティの見極めをもっとしっかりできたはずなのに、「この人なら大丈夫だろう」っていう感じでお願いしてしまったので、それは私のミステイクだなって思う。

 

そういうふうに私がしっかりと見極めずに仕事を発注したりしなければ、今でも良い関係でいれたかもしれないじゃないですか。だから、私の判断ミスのせいで「私が相手を悪い人に変えてしまったのかも」って思って。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
そういうふうに気持ちを切り替えられる妙美さんがすごいと思う。

 

話し合いの途中では、「何なん?」っていう気持ちの時もあったけど、私がその人に発注するって決めたわけやから。それは私に責任があるよね。

 

私がもっと見極められていたら、そんなふうにはなってなかったかもしれないから。私としてはトラブルをそういうふうに受け止めて反省した。

佐々妙美
佐々妙美

 

イズミさん
イズミさん
ちゃんと消化ができたんですね。

 

そうそう。初めての挑戦だった仕事だったから、「こういう時はこういうことが必要なんだ」とかムチャクチャ学びになったし。「次はいろいろわかった状態でスタートできるな」って思えたことも次への糧になったので、今は「損失の分を絶対取り返すぞ!」って気持ちが燃えてます(笑)
佐々妙美
佐々妙美

 

ハッタリを引っ込める勇気が大事

ユキさん
ユキさん
そのトラブルの時、妙美さんから名言が出てきましたよね。「仕事を受ける時はハッタリで受けて、無理だと思ったらすぐに手放す」っていう。

 

そーやねん。だからトラブルになった相手も、「ちょっと自分のキャパ超えてるな」って思ったら途中で「無理です」って言ってもらっても全然よかってん。

 

でも仕事を引き受ける時って、ちょっと自分にはチャレンジングな仕事だなと思っても、思い切って引き受けてみるって大事やねん。

 

私も企業さんから「こういうことできます?」って聞かれた時に、「今ちょっと忙しいから無理かな」と思っても、「きっとできる人いるから、探し出そう」っていう気持ちで一旦、引き受ける。で、本当に無理なら「すみません」って断ることもできるわけやから。だから受けてみるって大事。

 

ハッタリでも良いからお仕事をいただいたらとりあえず受けてみる。でも、本当に無理だな、ハッタリが効かないなと思ったら、それをちゃんと判断することも大事

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
私もここまでハッタリで来てます(笑)

 

どうにかなったりするもんだよね。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
でも、本当に無理だなって思った時には早めに助けを求めないと、相手に迷惑かけちゃうから、そこを見極める勇気とか判断力も大事ですよね。

 

そうそう。ユキさんから「これ無理です」って言われたことは、ほとんどないんだけど、でも忙しくなりすぎて「ちょっと無理かもしれません」ってことはちゃんと言ってくれるから、すごく安心。

 

頑張って頑張って我慢しすぎて、ある日突然、連絡取れなくなるとか、本当に困っちゃうから。たまにそういう人いるからさ。途中で「ヘルプ」を言える勇気って大事だよね。

 

イズミさんもすごく淡々と仕事してくれてて、「この日は無理です」ってちゃんと言ってくれるから、安心して任せられる。お二人はそういうこと、ちゃんと言ってくれるし、ユキさんとイズミさんでうまいこと助け合ってやってくれてるしね。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
そういうことを遠慮せずに言える環境でお仕事させてもらえてるのが幸せです。

 

だから仕事を受ける側は、ビジネストラブルが起こる前に早めに「無理です」とか「できません」とか言う方が、結果的に傷が浅くて済むから。

 

逆に仕事を発注する側は、できるだけたくさんの人に話を聞いてみた方がいい。最初から一人の人に「決め打ち」で話をして依頼するんじゃなくてね。いろんな人と話してみると「ああ、こんなやり方もあるんだ」とか、新しい視点が生まれてくるし。

 

だから誰かにお仕事をお願いする時には複数人に聞いてみるっていうのがいいと思う。

佐々妙美
佐々妙美

 

ビジネスをマネされても落ち込む必要なし

お二人は何かビジネストラブルってありますか?
佐々妙美
佐々妙美

 

イズミさん
イズミさん
私はお金が絡むトラブルはないんですが、自分の講座をやっていたときに、すごくマネされたっていうのがあって。完全に丸パクリで。

 

ユキさん
ユキさん
えー!?

 

何も言わずに勝手に?
佐々妙美
佐々妙美

 

イズミさん
イズミさん
そうです。私から講座を受けた方が、ホームページとかをマネしてて。別の受講生さんが見つけて「これ、イズミさんの講座ですか?」って聞かれて、見てみたら本当にホームページとかをそのまんまマネしてて。

 

イヤやなー。
佐々妙美
佐々妙美

 

イズミさん
イズミさん
そのホームページを見た方が、私の講座だと勘違いして受けちゃったらいけないなと思って、その人に連絡したら、「ごめんなさい、憧れのあまりマネしたみたいになっちゃいました」って。

 

自覚あったんやなー(笑)
佐々妙美
佐々妙美

 

イズミさん
イズミさん
そうなんです。自覚してやってたみたいで。その講座、けっこう人気があったんでこれから先、こういう人、出てくるだろうなって思って商標を取ったんです。

 

ユキさん
ユキさん
商標を取るっていう経験が一つ、積まれたわけですね。

 

講座名の商標を取ったんですか?
佐々妙美
佐々妙美

 

イズミさん
イズミさん
そうです。それで、商標マークが付いているもの以外は、うちとは関係ないですよって言って。マネされた瞬間はちょっと「えー?」って思いましたけど、マネされるってことは、すごくいい講座なんだろうなって。ちょっと嬉しかったです。

 

すごーい! メンタルが安定してる!
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
ポジティブシンキングだ。

 

マネなんてされたら、ムチャムチャキレる人とかいそうやけどね。「キー」って。
佐々妙美
佐々妙美

 

イズミさん
イズミさん
あんまりキレるとかはなくて、「マネされるくらいいい講座を作ったんだな、私」って。

 

ユキさん
ユキさん
素晴らしい!

 

いいやん! 捉え方が素晴らしい。
佐々妙美
佐々妙美

 

トラブル防止にはマニュアル化が大事

ユキさんはトラブルある?。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
私はビジネストラブルはないですね。あっても忘れちゃってるのかな?

 

日々お仕事していると、「ちゃんと先回りして伝えているのに、なんでこうなるん?」みたいなのはね、あったりするよね。

 

だからビジネストラブルじゃなくて、仕事のストレスみたいなことはあるよね。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
それはありますね。私の場合、いろんな方からお仕事をいただいていて、妙美さんのように長く継続的にお仕事させていただいている方もいれば、短期で「このイベントだけ」っていうお仕事もあるんですよ。

 

で、その依頼主が私を社員のように扱うってことがあって。「いやいや、私、そんな指示では動かないけどなぁ」みたいなこととか(笑) まあ、その程度ですかね。

 

自分自身がやらかしちゃったことといえば、月曜日に送らなきゃいけないメルマガを、前の金曜日に作業していてそのまま送っちゃったとか。

 

「あ、送っちゃったー」っていう背筋がゾッとする系のミスはありますね。

 

それ系のミスはあるね。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
でも、ミスをやらかしてきたからこそ、「ここは気をつけなきゃ」とか気づけたこともあるので、怪我の功名というか。皆さんに成長させていただいてます。

 

ユキさんは失敗したときに、「次はこうしよう」って努力するから、それがいいよね。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
ミスしたときはもちろんですけど、意図しない形で受け取られた時に「ああ、そういうふうに受け取られちゃうんだ」とか、メモを残す習慣ができましたね。

 

そういう仕組み、大事だよね。無用なトラブルが減るもんね。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
そうです。妙美さんに教えていただいて始めたんですけど。ミスも減るし、自分が忘れた時も役立つし。あと、たとえば私が突然倒れたりしても、「イズミさん、このメモ見といて」って言えばわかるような仕組みを作るようにしてます。

 

常にマニュアル化をするって大事だよね。誰が見てもわかるように。個人事業主の方とか「自分が資本」っていう働き方をしている方とかも、マニュアル化とか知識の蓄積っていうのをしておかないと、何かあったときに誰かに頼むっていうのができなくなるから。

 

個人で仕事をしていると、自分が倒れたら収入が途絶えちゃうんだけど、マニュアルがあって誰かに頼めるようにしておくと、手術とか入院ってなっても収入を維持することができるし。だからマニュアル化とか仕組み化はすごく大事。

佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
健康な時にやっておかないとね。

 

そうそう。保険と同じ。仕事の保険は「マニュアル化」
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
それがないと、クライアントさんに迷惑がかかっちゃうから。

 

仕事はブラックボックスになってしまうことが一番マズいからね。
佐々妙美
佐々妙美

 

ユキさん
ユキさん
妙美さん、会社員時代の話しをしてた時に言ってましたよね。お局さんが全部抱え込んじゃってたから、辞めちゃったら、みんな何もわからなくなったって。

 

完全にブラックボックスだった(笑) あれってムチャクチャ怖いことなんだけど、いろんな企業で起きてると思う。

 

事務作業が得意な人は、ブラックボックスになってる作業を紐解いてマニュアル化していくってことができると、いろんな企業で需要があると思う。

佐々妙美
佐々妙美

 

1000万円規模の損失を被るという大トラブルに見舞われた妙美部長。しかし、「損失は挑戦者の証し」と捉えて、「富裕層への入会金を払ったようなもの」と笑顔で語る妙美部長のバイタリティは見習いたいもの!

 

トラブルを避けるために普段から事業をマニュアル化しておくことは、ぜひみなさんも取り入れてみてくださいね。

 

定例会後半は、トラブルが起きても困らない備えや、メンタルを安定させる方法、そして自分らしい働き方の見つけ方など具体的なアドバイスが盛りだくさん!

 

どうぞ引き続きお楽しみください。

お金は?メンタルは?ビジネストラブルが起きても慌てないために今できること

 

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