感情解放で本音に出会う!なぜ負の感情は体内に残るの?
毎月恒例、女子マーケ部定例会、7月は感情の専門家・木元陽介先生に、「感情の解放の仕方」について伺いました。
不安や悩み、わだかまりには、原因がわかるもの、わからないもの、過去のもの、現在のもの、未来のものとさまざまありますが、解決できないまま生活するのは辛いですよね。
木元先生が教えていらっしゃる「感情解放」のメソッドは、悩みの解消だけでなく、原因の特定や、本音の発見、感情が解放できたかどうかの確認までできるそう。
あなたも感情を解放して、軽やかな心で「思わずニヤニヤしちゃう毎日」を送っていきたいと思いませんか?
自分でできる解放メソッドも教えていただいたので、ぜひ試してみてくださいね。
目次
抑圧された感情を出す手法

先生は妙美さんのYouTube「セカイジュチャンネル」の敏腕プロデューサー兼名編集者として腕を振るっていらっしゃいますが、「感情の専門家」でもあるんですよね。
執行役員を務めるRESTART株式会社(公式サイト)では、感情の扱い方を学ぶセッション「感情解放Moya-Keshi」 や「デトックスサロンToto Noël 」、「ココロを育てる体幹教室・スパークルキッズ」などを展開されています。

「感情」に関しては、もともと人の内面を見るとか心を見るっていうことが大好きだったんですね。で、感情解放のコンテンツを見て「あ、これは自分でやりたいな」と思って、セッションをできるように資格をとりました。
いまはその会社の中に入って、コンテンツを広めています。




仕事柄、いろんな「先生」と呼ばれる方の映像を撮らせていただくので、数々のセッションを受けてきたんですね。コーチングだったりスピリチュアルだったり。
で、受けた時は「よかったな」って思うんですけど、時間が経つと不安がぶり返すっていうのをずっと繰り返してるなって思ったんです。
「これ、どうにかならないかな」と思った時に、ある瞑想のコミュニティに入ってみようと思って。そのコミュニティのアーカイブ動画で「感情解放」を教えている先生の動画が出てきたんです。




僕はそんな話、まったくしていないんですけど、確かに当時、付き合っていた彼女に振られたんです。「その時に感じたショックがお金の不安として今、現れています」と。
なので、この根本原因となっている出来事の感情を解放すると、さらにスッキリしますよって言われたんです。言われた通りに、当時の出来事を思い出しながら感情を解放したら、めちゃくちゃスッキリして。
「なんとなくスッキリ」じゃなく、「もう自分の中でお金の不安がないな」って実感できて、「今なにか不安はありますか?」って聞かれた時に「全然、思い浮かばないです!」って感じになっちゃって。これすごいなって思って10日間で3回くらい受けたんですけど。


いま抱えている感情はもちろん、その原因となる過去の感情や、原因となった出来事、それが起きた年齢、関係する人を特定して解放することもできます。さらに、感情を解放できたかの確認もできるんです。
じゃあ、具体的になにをやったかというと、「お金の不安はありますか」って聞かれたので、「あります」と答えたら、「具体的になにが不安なんですか?」って聞かれたんですね。
で、自分の中で掘り下げて考えてみたら「周りの人から信用を失うのがイヤだ」っていう感情が一番に出てきたんです。それが僕のお金に対する不安だったんですね。
「じゃあ、その『周りの人が自分を信用しなくなったら嫌だ』っていう言葉を繰り返してもらえますか」って言われたんですよ。抑圧された形で不安として自分の中に溜め込んでいたものを言葉にして出すわけです。
それで10分ぐらいその言葉を繰り返してたら、途中で咳が出たりとか、頭が痛くなったんですね。それがどうやら、解放できてるというサインらしいんです。
言葉を繰り返している途中で、「あれ?こんなこと思ってたかな?」って感じる瞬間が現れて、「あれ?不安がない」みたいになったんですよ。(笑)


感情は吐き出せば体内に残らない


それをやっていくと、めちゃくちゃスッキリするんで、どんどんハマっていったって感じですね。


でも、大人になると立場があって言えなかったりしますよね。あと、子どもの時から「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」って言われていたとか。
社会の中で感情をアウトプットできない時もあるじゃないですか? そうなると、体にどんどん感情が溜まっていくらしいんですね。
逆にポジティブな感情ってありますよね。「今日、素敵な人と会った」とか「遊園地に行った」、「美味しいものを食べた」っていうことがあると、寝る前に思い出しますよね。それってポジティブな感情なので、ちゃんと抜けていくんですよ。
ネガティブな感情って、それを味わいたくないので、思い出すのを避ける。なので体に残って、自分の性格になったり、大事な決断の時に邪魔したり。
そうやって自分の本来の本質的なものが、ちょっとズレたものになってしまうという感じなんです。


それをセッションで吐き出すことによって、体内に残っているものを掃除しているような感じですね。


なので、代表の神谷がセッションしたんですが、「佐々さん、あんまり(解放しなきゃいけない抑圧された感情が)ないですね」って(大笑い)


悪い感情を吐き出すのはいけないことって思っている人もいますよね? でも吐き出す行為を通じて、あえて自分でネガティブな感情を感じると、消えていくんですよ。







「解放できてるんや」みたいな。


それをちゃんと自分の中で言葉にして書き続けたりとか、言い続けたりとか。言い続ける瞬間は、やっぱりイヤな感じがするんですよ。でもそこを乗り越えると、なんかスッキリしたっていうふうになるんです。


感情を手放したらフラットになれた

で、セッションで怒りを解放したら、1週間後くらいに連絡があって、そういう人に対して怒らなくなったっていうのと、そういうお客さん自体が減ってきたって言っていて。


旦那さんが料理を作ってくれるようになったっていう人もいました。


自分が映画が好きで映像の仕事を始めたと思ってたんですけど、根本を掘り下げていったら、「あれ? 父親に認めてもらいたくてやってる」って気づいちゃって。
映像を始めて十数年以上経って気付いたんで、最初は認めたくなくて。それを認めたら、自分が映像を始めた理由が終わっちゃうって思って。


要はね「映像やってる木元さん、かっこいい」っていうふうな承認欲求が少なからずあったんですね。でもその感情がなくなると、「あ、これはもう自分でやらなくてもいいな」っていう選択ができるようになる。
「手放せる」という気持ちになれたら映像にフラットに関われるようになったっていうのは、すごい不思議ですね。
あと、私は就職活動で落ちまくったみたいなことがあって、そういうのって自分の価値を揺るがされる出来事っていうかさ。「自分は大切な存在ではない」みたいな気持ちになる出来事っていうのが共通項としてあって。
だから「なにか価値のあることをしなければいけない」みたいな感情が、いまの感情に紐づいてるっていうことがわかってん。感情を分解すると。
だから、「自分には価値があるってことを示したい」って思ってたんやなって気付いて。それが自分の行動原理というか。不安はそもそも、あんまりないんやけどね(笑)
でも、「行きたい方向に行けない」みたいなことってあるやん。その、そもそもそこに行こうとしてる理由が、「何かを証明しないといけない」みたいなところにあってん。
で、その気持ちを手放すと、「ただ単にやりたいことをやる」、「本当に自分が興味のあるところに突き進む」っていう気持ちになれるなって、すごい思った。

感情を解放すると本音が出てくる

ただ楽しいだけ。「やりたいから。以上!」じゃないですか。やっぱり「やりたいからやる」っていうのは最強なんですよ。それが本音で夢中になれるわけだから。でも大人になると心とか本音の周りにいろんな感情が重なっていく。
それをどんどん取り払っていくと、本音が出てくる。
以前、母親との関係でそれを実感したんですよ。なにかしらの報告を母親にすると「大丈夫なの?」っていう心配のLINEしか来ないんです。で、感情解放の会社の役員になったよって言ったら、「それってお金取られるの?」ってLINEが来て。


怒りの混じった本音が出てきたんですけど、そのまま伝えると母親を傷つけるだろうから、仲間に「この怒りを取りたいからセッションしてくれ」ってお願いして。
で、怒りを取り払った後に出てきた本音が「応援してほしい」だったんですよ。


「心配です」っていうようなことを言うのはわかるけど、自分の本音としては応援してほしいんだ。お父さんとお母さんから「応援してるよ」って言ってもらえたら自分はどれだけ心強いかっていうのを言ったんですよね。
そしたら親からも、「その気持ちはもちろんわかるんだけど、たまにしか連絡が来ないから、あなたがどういう行動をとっているのかわからない。だからやっぱり心配になる」っていう、向こうの本音も出てきたんですよ。
「OK。じゃあ、それを解消するためにちょくちょく電話するから、それで報告するよ」ということでお互いの本音が分かり合えたんですね。
それ以降、LINEで報告すると、「いい顔してるね」とか「頑張ってるね」って言う言葉に変わったんですよね。


文句とかある場合は、その前にバーっとよそで言いまくってスッキリしてから、本音を言うとか。







本音をちゃんと表現する
だからさ、その悲しいとか寂しいとかって言う部分が大きいんだけど、それを言えないから怒るっていう感じ。夫婦喧嘩もそうなんじゃないかなって思うからさ。






これが人類全員できたら、もう感情解放いらないですね。



私はあんまり怒らへんっていうか、きっかけがないとそんなに怒らへんけど、夫は私とは違うところに基準があって怒るから、「なんでこんなことくらいで怒るねん」って思うねんけど。
でもよく考えると、「自分が大切にされてない」って感じたり、寂しいっていう気持ちになったりっていうのが蓄積されて、怒りになって出てくるわけやん。
それが理解できるようになったから、夫が怒ってる時は「寂しくなっちゃったんやな」って思うと、怒ってるのもなんか、かわいいなってなるわけ。
怒ってるけど「本当は寂しいんやからね」ってことよ(笑)


すぐに謝っても、すぐに許してくれないときってあるやん。昔はそれをなんとかしようと思っててん。一生懸命、説得しようとしたりしてたけど、それが意味がないってことがわかって。
向こうも怒り切る時間が必要だから、そういう時はそっとしておく。そういう時間を取ると向こうは、怒りが静まって、自分の中で解決してから「ちょっと怒りすぎてごめん」みたいになるってことがわかったって感じ。そしたら、そんなに喧嘩しなくなる。




怒ってるを悲しんでるっていう言葉に変えるのがいいと思う!

感情を解放し、心を掃除し、本音を自覚して、ちゃんと表現する
一見、当たり前のようで、なかなかできなかったりしますよね。そして、喧嘩中でも相手に対し、「寂しくなっちゃったんだね。可愛いなぁ」と思える妙美部長の達観ぶりも、見習いたいところ!
まだまた続く「感情解放」の効果効能。座談会後半はこちらからお楽しみください。
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